INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 野崎 恵太

テクノロジーで進化するビジネス Vol.7

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社

プロフェッショナルサービス本部 本部長

野崎 恵太

大学卒業後、CACでITエンジニアとして経験を積んだ後、ロータスデベロップメントでコンサルタントやマネジャーとしてソフトウェアを使った価値創出に従事。続いて日本アイ・ビー・エムでも、テクニカルセールス&サービス部門のマネジャーとして、さまざまなソフトウェアをお客様のビジネスに役立てるソフトウェアサービスを展開。2007年、当時社員20名ほどだったVMwareに移り、テクニカル部門初のマネジャーとして、技術組織を立ち上げて軌道に乗せる。2017年にアマゾン ウェブ サービス ジャパンに転職して現職。


公開日:2019年12月13日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

クラウドでお客様のビジネスに貢献するのが楽しい

アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)に入社するまでのご経歴を教えてください。

tech08_02大学に入るまでは、自動車やバイクなどのハードウェアが好きだったんですが、大学でコンピュータ言語を習ってソフトウェアに興味が移り、その世界に進むことを決めました。ロボット(ハード)をつくる友人とソフト担当の私で組んで、コンテストに出場した際には、様々な制約を超える解決策を考えて実行していくことがとても楽しかったです。自分が提供するソフトウェアによって、実生活が便利になったり、何かしら成果が上がったりする、そんな仕事がしたいと思いましたね。この点は昔もいまも変わりません。

新卒で入社したのは、CACという独立系SIベンダーです。入社してすぐにWindows NTの資格を取って、オープン系での基幹システムの再構築プロジェクトや、企業向けメールシステムの開発に携わりました。どちらも当時最先端の案件です。こうした案件に関わることができ、楽しい日々でした。そのうちの1つ、企業向けメールシステムについて雑誌に記事を書く機会があり、それを読んだ方に誘われて、ロータスへ転職することになりました。

ロータスではコンサルタントを務めました。そのミッションは、まだ無名だったグループウェア「Lotus Notes」を使って、お客様の生産性を高め、ビジネスに貢献すること。当時はまだLotus Notesで何ができるのか、よくわかっていませんでした。私たちはその状態から、お客様とともに、どうやったら生産性を高められるか試行錯誤していったんです。たとえば、ある商社の化学プラント事業のお手伝いをしたときのことです。これらのプラントは開発するだけで10年以上かかるんですが、当時はその間の記録データをすべて紙で保管していました。しかし、膨大な量になるため、ほとんど参照されていませんでした。それを私たちは、Lotus Notesを使ったデジタルデータ保管に変えたのです。やりとりされるメールを自動でプロジェクト毎に分類保管、同時に、キーワードに自動タグ付けするシステムを開発しました。たとえば、Lotus Notesで「リスクヘッジ」と検索すれば、社内のさまざまなプロジェクトのリスクヘッジ方法を参照できるようにしました。その結果、プロジェクトに参画したばかりの方でも、ベテラン社員と同じようなナレッジをすぐさま手に入れられるようになりました。また、Lotus Notesのレプリケーション(複製)機能を活用すれば、ネットワークにつながらないような地方にデータベースを持っていくこともできました。このプロジェクトは、お客様の社長賞をいただくことができました。間違いなくお客様のビジネスに貢献できたという手応えを得られた案件でしたね。

私が入社したとき、すでにロータスはIBM傘下にあり、2001年には法人統合がなされました。私もそのタイミングで日本アイ・ビー・エム(IBM)に転籍。IBMでは、Lotus Notesで行ったのと同様のソフトウェアサービスを担当し、それがWebSphere・DB2・Tivoli・Rationalなどに展開されました。これらのソフトウェアを活用して、新たな価値を創出し、お客様のビジネスに貢献するビジネスを推し進めていったんです。私たちの取り組みは総じてうまくいきました。そして最終的にはテクニカルセールス&サービス部門の企画に携わりました。それでわかったのは、IBMはビジネス・組織の仕組みがものすごく整っている、ということ。いつしか私は、その知見をまだ組織が確立していない他の会社で試したいと思うようになったんですね。それでVMwareに移りました。

VMwareは、いまでこそ仮想化の世界トップシェア企業として日本でも有名になっていますが、私が転職したときは、社員はグローバルで一千数百名、日本ではたった20名程度の会社でした。私はその日本法人の初のテクニカル部門マネジャーとして組織を作り上げていきました。

最初は本当に苦労しました。何しろ、VMwareの名前はおろか、仮想化技術のこともほとんど知られていなかったからです。知名度を上げるため、様々なセミナーを開催しました。しかし、最初は人が集まらない。どうするか。色々試しましたが1つの方法としてセミナーに参加してもらうと検証環境が手に入る方法をとりました。そうしたら、瞬く間に参加者が増えました。序盤の3年ほどは、こうして知名度を高め、販路を増やすことで、ビジネスを伸ばしていきました。私がこうしたスタイルを採ったのは、仮想化技術は、使ってさえもらえれば、お客様に大きな価値をわかっていただけると思ったからです。実際、十分な知名度と販路を得てからは、ビジネスは成長軌道に乗りました。デスクトップ仮想化ソフトなどは、データ漏洩リスクをゼロにできることから、日本の大企業のお客様が先行して世界へ広がりました。

VMwareでは10年ほど働き、会社を大きくすることに貢献してきました。そろそろ次に進もうと思い、2017年にAWSに移ってきて、いまに至ります。

AWSでお客様のビジネスを大きく変えることができる

AWSではどのようなことに取り組んでいるのですか?

tech08_03私が見ている「プロフェッショナルサービス本部」のミッションは、主に大企業のお客様に対してコンサルティングを行い、AWSをよりイノベーティブに使っていただいて、お客様のビジネスに新たな価値を提供することです。

たとえば、ある自動車会社のコネクテッドサービスのプラットフォームにはAWSが使われており、私たちはこのクラウド基盤開発に関わっています。このプラットフォームには、全世界の自動車から、10秒に一度データが届きます。これらのデータを正確かつリアルタイムに処理しつづけるクラウド基盤を開発する必要がありました。

AWSのサービスを上手に活用していただければ、このようにお客様のビジネスを大きく変えることが可能です。もう少し踏み込んで言えば、現代社会で何かしら画期的なイノベーションを起こすときには、グローバルをカバーするハイレスポンス・ハイスケーラブルのクラウド基盤が欠かせなくなりつつあります。私たちプロフェッショナルサービス本部では、その基盤を提供するチャレンジを次々に行っています。ここでは2つの事例を紹介しましたが、AWSのコーポレートサイトには多くの事例が掲載されていますし、そちらに掲載できていない事例も数多くあります。私たちは常に、世界を変えるようなチャレンジをいくつも並行で進めています。非常にやりがいがあり、エキサイティングな環境ですね。

AWSの優位性はどこにあるのでしょうか?

最大の優位性は、「お客様のフィードバック」を極めて重視し、サービス改善を常に繰り返していることでしょう。私たちのサービス改善の95%は、お客様のフィードバックが発端となっています。お客様のフィードバックこそ、私たちの進化の源泉なんですね。言い換えれば、私たちは常に、お客様のかゆいところに手の届くサービスにしようとしているんです。

OLPの多くに共感でき、何か一つ強みを持つ方を求めている

どのような方を求めていますか?

tech08_04Amazonには、「Our Leadership Principles(OLP)」という14 項目からなる信条があります。Amazon では、全員がリーダーであるという考え方のもとで、社員一人ひとりが、すべての日々の活動において、常にこのOLPに従って行動するよう心がけています。以下の14項目です。

Customer Obsession/Ownership/Invent and Simplify/Are Right, A Lot/Learn and Be Curious/Hire and Develop The Best/Insist on the Highest Standards/Think Big/Bias for Action/Frugality/Earn Trust/Dive Deep/Have Backbone; Disagree and Commit/Deliver Results

私たちは、採用時にもこの14項目を重視しています。なぜなら、OLPに共感していただける方なら、AWSで活躍していただけるはずだからです。反対に、これらの行動特性にあまり当てはまらない方は、どれほど優秀であっても、おそらくAWSでは働きにくいと思います。すべてに触れていると大変な量になってしまうので、プロフェッショナルサービス本部で特に重要となる4項目について簡単に説明します。

「Customer Obsession」は、カスタマーを起点に考え行動する姿勢です。先ほど、私たちがお客様のフィードバックを極めて重視していることを話しましたが、これなどはまさしくCustomer Obsessionの典型例です。AWSは、部門を問わず社員全員がこの姿勢を持って活動しています。

「Bias for Action」は、スピードを重視し、リスクを取ってどんどん行動を起こす姿勢です。ビジネスにはスピードが重要であり、多くの意思決定や行動はやり直すこともできるため、大がかりな分析や検討を必要としません。ですから、私たちはBias for Actionを持つ方々と一緒に働きたいんです。

「Learn and Be Curious」は、常に好奇心を持って学び、自分自身を向上させつづける姿勢です。専門外のことにも広く関心を持ち、自分で調べていく姿勢ですね。

「Earn Trust」は、注意深く耳を傾け、率直に話し、人に対して敬意をもって接することです。また、そうしたコミュニケーションをきっかけにして、よく自省し、自分を変えていける力です。

もちろんテクニカルスキルも重視していますが、私たちはそれ以上に、このOLPのような行動特性をお持ちかどうかを採用上の重要な判断基準としています。

その他はどのようなことを重視していますか?

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テクニカルスキルに関しては、多くの方に負けない「強み」の技術を何かしら持っている方を求めています。AWSには、多様な強みを持った仲間たちがいます。何か一つでも強みがあれば、それを活かして、仲間たちとともにプロジェクトに参画していただくことができます。逆に言うと、そうした強みがないと、ここでは少々苦労するかもしれません。

OLPの多くに共感でき、何かしらテクニカルスキルの強みを持っている方には、思いきって飛び込んできていただきたい。ここでは、エキサイティングなイノベーションが日々起きています。その現場を経験することは、きっとあなたに大きな成長と変化をもたらすはずです。まずは一度お話ししましょう。お待ちしています。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社

アマゾンウェブサービス (AWS) は、世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームです。世界中のデータセンターから 165 以上のフル機能のサービスを提供しています。急成長しているスタートアップ、最大手の企業、主要政府機関を含む何百万ものお客様が、AWS を信頼して、インフラストラクチャの増強、俊敏性の向上、コスト削減を実現しています。

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