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PHILOSOPHY特別編 PwC(3)―CULTURE vol.07―

ウェルビーイングを追求し、さまざまな人が強みを活かして働く体制をつくる

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PwC Japanグループ
PwC Japan合同会社 Challenged Athleteチームマネージャー 車いすバスケットボール男子日本代表前監督 マネージャー
及川 晋平氏

16歳で骨肉腫になり右足を切断。3回の転移を繰り返しながら5年の闘病生活を経て、新たな人生をスタートする。その後、車いすバスケットボールを始め、22歳で米国のシアトルへ留学。全米No.1の車いすバスケチームに移籍するためカリフォルニア州へ移り、大学での勉強と競技の両立に励む。帰国後、車いすバスケットチーム「NO EXCUSE」を東京で結成し、選手・ヘッドコーチを務める。2007年日立システムアンドサービス(現:日立ソリューションズ)に入社してCSR推進に携わる。2010年あらた監査法人 に入所して、今に至る。
パラリンピックには車いすバスケットボール男子日本代表の選手として2000年シドニー大会に出場。2012年ロンドン大会はアシスタントコーチ。2016年リオデジャネイロ大会はヘッドコーチとしてチームを支え、2021年の東京大会では監督として銀メダル獲得に貢献。

公開日:2023年11月27日
※インタビュー実施時の御所属・役職名にて記載させて頂いております

16歳で骨肉腫になった若者が、30年後に車いすバスケットボール男子日本代表監督になった

車いすバスケットで日本代表選手に、そして日本代表監督になった経緯を教えてください。

16歳のときに骨肉腫になり、転移を繰り返し、5年もの闘病生活を送りました。肺への転移が見つかったことから右足を切断し、数えきれない程の抗がん剤治療と20回以上の手術を繰り返しました。しかしそれでも転移は治まらず、最終的にはこれ以上治療ができないということで退院となりました。それから30年生きています(笑)。「元気で健康でいること」。これこそが一番大事なことだと思っています。

病気になる前は中学と高校でバスケットボールをしていました。右足を切断してからは、「もうバスケをすることはない」と諦めていましたが、ある時、車いすバスケチームのキャプテンが「バスケ経験のある障害者を探している」と何度も連絡してくれたのをきっかけに、初めて試合を見に行きました。最初は「車いすのバスケなんて……」という、どこか偏見と消極的な見方をしていましたが、実際体験してみると、かつて熱中していたバスケットボールの感覚が蘇ってきて、魅了されてしまいました。義足になってからは全力で身体を動かすことはできなかったのですが、車いすバスケをしている間は障害があることを忘れて「汗をかく」という自然なことを体感でき、感動しました。また、それまでどこか孤独で寂しかった自分でしたが、このスポーツに関わったことで、かけがえのない仲間たちにも出会えました。この車いすバスケとの出会いが私の新たな人生をスタートさせる機会をつくってくれたことは間違いありません。

その後、米国に渡りました。「障害者」となり、多くのことに閉鎖的で消極的な自分を何とかしたいと、バスケットボールの本場で車いすバスケに挑戦しながら、心も体も新しい人生に合った自分づくりを目指しました。大学で勉強しながら、今まで接したことのないいろいろな人たちの考え方、捉え方に触れることができました。最初に訪れたシアトルでは、陽気なブラジル人、気が合うドイツ人、内戦から逃げた経験を話してくれたカンボジア人、桁外れに裕福なアゼルバイジャン人などと接する中でいろいろな考え方や価値観に触れ、同時に英語を学びました。

一方で車いすバスケにも情熱を注ぎました。シアトルではプロチームがサポートする車いすバスケチームでプレーしました。英語の習得には最高の環境でした。1年目で車いすバスケの全米選手権を観戦に行き、優勝したチームにその場で入部をお願いし、認めてもらえる幸運もありました。それからすぐにホストファミリーを探して、2,000キロ以上離れたカリフォルニア州に車で移り住み、現地の大学に編入。新チームでの活動をスタートさせるというように、新しい人生を築いていきました。

大学を卒業し、帰国直後の日本代表のトライアウトで、幸運なことに世界選手権の男子代表に選出されました。それから代表選手としてのキャリアが始まりました。当時の代表チームは海外チームとの関係が薄く、海外遠征をすることもなかなかできない環境でした。そこで米国の大会に代表チームとしてエントリーし、米国に遠征して強化試合を行うなど、海外とのネットワークを活かして、大会参加を含めいろいろな機会をつくりました。米国で経験した多くのこと、財産を日本の仲間ともっと共有したい、という気持ちが強くなったのもこの頃です。

帰国してからは日本代表での活動に加え、スポーツ関連のNPO法人で働きながら、2003年に車いすバスケットチーム「NO EXCUSE」を東京で結成しました。米国で経験したことを日本の仲間たちと共有したいという強い思いと、留学時代に出会った指導者のフログリー氏による影響が大きかったと思います。フログリーコーチは、カナダ代表をパラリンピックで優勝に3度導いた名将で、彼からコーチングを教わり、その基礎をチームに伝えました。車いすバスケでは、一人ひとりの体の形が多様で、体の使い方、動かし方、それこそ考え方や捉え方も多種多様です。そのような中で一人ひとりの力を最大限に引き出す(Maximize your potential)にはどうしたらいいかをフログリーコーチから学びました。

その後、2008年の北京パラリンピック出場を目指したのですが、最終選考で落選し、代表選手としてのキャリアがここで終わりました。しかし、2010年に代表チームのコーチとして声を掛けていただき、2012年のロンドン大会では男子代表アシスタントコーチ、2016年のリオデジャネイロ大会は男子代表ヘッドコーチとして参加し、2021年の東京大会では男子代表監督を務め、銀メダルを取ることができました。

障害者アスリートにとって「デュアルキャリア」を形成できるのは極めて大きなこと

現在に至るまでのキャリアについて教えてください。

当時、車いすバスケの代表選手に多くの時間を注ぎながら、仕事をし、生計を立てていくことは難しく、苦戦していました。2007年に入社した日立システムアンドサービス(現:日立ソリューションズ)では法務・広報部に所属し、CSR推進グループの立上げに関わりました。CSRのことなど何も知らなかったので、一から勉強しながらの仕事でした。一方その間も、終業後に練習に向かい、選手やコーチとして車いすバスケに没頭しました。ある時は、終業後に夜の練習に行き、練習が終わると会社に戻って仕事をする。翌朝の早朝4時とかに内緒で出勤して仕事をするなど、無茶をした思い出が今でも浮かびます。会社の仲間は快く応援してくれましたが、車いすバスケをしながら仕事をしていくことの難しさを痛感する日々でもあり、同じような経験をしている仲間もいっぱいいました。

一方で、「米国での経験をもっと日本で広めたい!」という気持ちは徐々に強まっていきました。その1つが、大学で車いすバスケとの文武両道ができる環境をつくる、ということでした。退職し、その可能性に挑戦するために大学を周り、いろいろな機会に携わってみましたが、なかなか自分の思いを形にしていくイメージができなかったのです。そんな時に出会ったのがPwCでした。大学ではなく、企業でスポーツと業務の両立を図り、長期的に将来のキャリア形成ができる環境をつくりたいと提案して、入社することとなりました。

PwCではどのようなことに取り組んできましたか?

2010年に入社し、私を含めた障害者アスリートたちでチームを編成し、マネジメントスタッフ2人と一緒に、アスリート活動と業務の2つのキャリアを両立する仕組みづくりからスタートしました。現在では、14人のチャレンジドアスリートが所属しており、私はメンバーのマネジメントを担当しています。

このプログラムで重要なことは2つあります。1つは、アスリート活動と業務の両立をしていくための仕組みをつくっていくと共に、将来の人生、キャリア形成に向けての道のりを一人ひとりが描いていけるようになることです。アスリート活動は、パラリンピックを目指す、日本一を目指すということだけではなく、スポーツを通してメンバー一人ひとりの自信やモチベーションを高め、社内外でのさまざまな活動に積極的に参加する力を身に付ける役に立ちます。また、長期的に日常生活を過ごす上での基本的な体力を強化・維持し、二次障害のリスク軽減にもつなげるという重要な役割もあります。業務を通じては、社員との関係づくりや、ビジネススキルの習得、それらの経験を通して将来のキャリア形成につながる準備をすることができます。

こういった環境をつくるために、私は採用から退職までのサイクルに合わせて、社内の人事制度を参考にして、必要な調整、工夫を加え、メンバーたちに合ったプログラムを作っています。難しい問題や課題に直面することも多いですが、その時は周囲の社員が快く相談に乗ってくれます。上司となる人事部門リーダーの福井泰光は「もっと大きく考えてダイナミックに動いて構いません」と、とにかく私が自由に動けるようサポートをしてくれます。

ビジネスキャリアという観点では、経験豊かな仲間がビジネススキルの習得も含め、チームメンバーを協力的にサポートしてくれます。障害者アスリートにとって、一般的にデザインされたキャリアモデルに合わせて進むことは難しく、一人ひとりに合わせた独自のモデルを考えなければなりません。こういった難しい問題にも、丁寧に協力してくれる社員の仲間がいることは心強いです。

もう1つは、このプログラムを通して、「独自の新しい価値を創造していくことはできないか?」という挑戦です。多様な障害を経験しているメンバーにとって、一人ひとりに合った必要なサポートと適切な調整は重要です。しかしそれだけではなく、一人ひとりのユニークな経験やその経験から培った考え方、捉え方、価値観、そういったものが今のビジネスや社内のカルチャーづくりに影響を与えることができるだろうと考えています。私自身も車いすバスケットボールで銀メダルを獲得したことをはじめ、パラリンピックでの経験を活かしていきたいと思っています。

そのために、メンバー一人ひとりが社内外で積極的に活動し、社員を含め周囲を巻き込んでいくことを推進しています。例えば、メンバーが関わる車いすバスケットボールの全国大会に多くの社員が応援する企画を開催したり、社員が携わる街づくりビジネスに「バリアフリー」という観点でプロジェクトに参画したり、身体的な制限による障壁をテクノロジーで解決するための新規開発プロジェクトに社内の専門家チームと挑戦したり。メンバー一人ひとりにとっても刺激的な経験ですし、このようなメンバーの取り組みの特別な何かが社内のさまざまなところで影響を与えつつあるように思います。

このような取り組みを続けていくことにより、メンバー一人ひとりがなりたい自分になれる。将来の人生設計やビジネスパーソンとしてのキャリアをPwCでつくれる。そこに近づいていきたいと思っています。

最後に私がみなさんにお伝えしたいメッセージは、「元気と健康を一番大事にしてください」ということです。難病になった経験からか、それは私の中で強く思います。ウェルビーイング(心身の幸福)を大切にしていただきたい。限られた時間を大切にして、元気に健康に、働きましょう。

PwC Japan グループ

PwC Japan グループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japan グループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフを擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。PwC全体でインクルージョン&ダイバーシティを推進しています。

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