INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
日本テラデータ株式会社 木佐木 奈穂

成長する企業のビジネス戦略 Vol.6

日本テラデータ株式会社

インダストリーコンサルティング統括部 Integrated Marketing Management担当 シニアコンサルタント

木佐木 奈穂

1999年NCR(現テラデータ)入社、金融事業部 マーケティング・データベース構築SEとして配属後、2003年BPM(ビジネスパフォーマンスマネジメント)コンサルテーションチーム、CRMチームを経て、現在は統合マーケティング分野のシニアコンサルタントとして活躍。

公開日:2014年11月10日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

自ら率先して挑戦し、実践で得た経験で成長できた

これまでのキャリアについてお聞かせください。

it_032_03私は1999年にNCRに入社しました。その後、2007年にNCRからテラデータは分離独立しています。大学は商学部で文系出身です。就職活動自体は氷河期でした。ですが、そのときに出会ったNCRの人事部長がとても魅力的な女性で、その方が「女性のSEはいいよ、本当に平等だから」とおっしゃっていたのです。「頑張った分だけきちんと評価されたい、そしてずっと働き続けたい」と考えていた私はNCRという会社にぐっと惹かれ、入社を決めました。最初は金融機関のデータベースを構築するSEとして配属され、マーケティング・データベース構築やペイオフ対応の顧客データ統合化などを担当しましたが、とにかく目の前の仕事に精一杯でしたね。3年目に、思い切って地方金融機関のプロジェクトリーダーに手を挙げました。入社当時に「手を挙げた人に仕事を任せてくれる会社」と聞いていましたし、メンバーとして一部分の仕事だけをやるのではなく、リーダーとしてビジネス全体を把握したいと思ったのです。当時心がけていたことは、「主体的に考えて動く」ということです。具体的には、単にシステム構築をするだけでなく、サービス全体を提供していくことを考えていました。お客様のことを徹底的に考えると、やるべきことが自然と見えてくるので、先回りして動くことを意識していました。実際、お客様の予想を超えるサービスを提供できたときには、非常に喜んでいただけました。プロジェクトを離れるときに、その金融機関の経営企画部門の方からわざわざ「本当にありがとう」と電話をいただいたことは、今でも忘れられません。正直、当時は自分が未熟だという思いが強く、「もっとしっかり勉強したい」ともどかしい気持ちもありましたが、実践の場で色々な経験ができたことは、今思えば何よりも成長の糧になったと思います。その地方金融機関のプロジェクトの成果を受け、NCRグローバル全体の表彰式のため米国マイアミに呼んでいただけたことも大きな自信になりました。

自信がつくにつれ、次第にもっとコンサルテーションの仕事がしたいという気持ちが出てきましたね。2003年に希望が叶い、コンサルティングの部署に異動したのですが、まったくのゼロベースですから、なんとか挽回しようとビジネススクールに通ってあらゆる科目を受講しました。2005年から私の強みであるシステム構築の経験を活かすべく、旅行会社や金融機関のCRMシステム導入のリーダーとなりました。CRMとは、顧客と良好な関係を築き、顧客の満足度を向上をしながら顧客維持・拡大を目的にするコンサルティングのことです。そこではSEをしつつ、コンサルティングにも片足を突っ込ませてもらい、システム面とビジネス面の両面からそのツールをどう活用するかの橋渡しを経験することもできました。 2010年からコンサルティングの部署に配属となり、現在に至るまでクロスインダストリーで横断的にEBM(Event Based Marketing:イベント主導型マーケティング)、Data Driven Marketing(データドリブン・マーケティング)、IMM(Integrated Marketing Management:統合マーケティング管理)などのコンサルテーションなどを行なっています。

コンサルティング・サービスを提供する上で大切なことは何だとお考えですか。

コンサルティングを行なう際に私が意識しているのは、「お客様を深く理解して、きちんとバリュー(価値)を提供する」ということです。コンサルティングは、お客様にとってのバリューを重視するものであって、製品中心の販売戦略では通用しません。そしてバリューを出すためには、まずはニーズを聞き出さないといけません。しかし、一言で「ニーズを聞き出す」と言っても、一筋縄ではいかないものです。とにかく下調べを徹底して行って、考えられるすべての問題点を想定したら、あとはお客様とコミュニケーションをとりながら、どれが正解なのかひとつずつ確認していくしかありません。

ときには、お客様自身が課題に気づかれていないときもありますから、まずは丁寧に話を聞き、自分の考えを押し付けないことが大切です。ついつい熱が入っていろいろと伝えたくなってしまうのですが、そこはぐっと押さえて(笑)、まずは話を聞くことから始める。これは、いつも自分に言い聞かせています。

個人の行動とニーズを分析して企業のビジネス戦略をサポートする

テラデータはどのような会社でしょうか。

it_032_04テラデータは、データを中心に置いた「データ分析プラットフォーム」、「ビジネス・アプリケーション」、「コンサルティング・サービス」を提供する会社です。具体的には、企業内のさまざまな部門に分散しているデータを統合・一元化し、企業のトップから現場の担当者までが同じデータを活用して知識を共有する『統合データウェアハウス(IDW:Integrated Data Warehouse)』を中核として、あらゆるユーザーがビッグデータも含めた多様なデータを利用した分析を可能にする分析エコシステム『Teradata Unified Data Architecture™(UDA)』、そしてデータをマーケティングなどにどのように活用するかという『ビジネス・アプリケーション』を3つの柱として事業を展開しています。効率のよいデータ収集・蓄積の手段から、長期的なデータの格納、さらにはそのデータをどのように分析・活用するかのアプリケーションやコンサルテーションまで、総合的なソリューションを提供しています。おかげさまで、データ分析プラットフォームとマーケティングアプリケーションの分野では、常にマーケットリーダに位置づけていただいています。

特に、データ容量の大きさ、処理スピードの速さやパフォーマンス、データ格納のノウハウなどが高く評価されています。その強みを活かした活用・取り組みの一つが、お客様と継続的な関係を維持して、顧客生涯価値を高めていくことを目的とする「Data Driven Marketing」です。他社のサービスでは、マーケティングツールと分析や蓄積のツールは別建て、ということが多々あります。一方、テラデータでは「インフィニティループ」をつくることでより深いソリューションを提案していると自負しています。インフィニティループとは、データ収集、分析、マーケティング活用のサイクルを継続的に回し続けるということです。ただデータを収集・分析して活用するだけでなく、その活用において発生したデータをまた次の分析に使用してマーケティングを行ない、また収集に戻る。そのデータをさらに分析・活用する、というサイクルを継続的に回し続けられるというわけです。このサイクルを重ねることで、お客様により一貫性のあるソリューションを提供することができます。

データベース、ツール、ビッグデータ活用と分けて考えるのではなく、一連の流れをイメージしながら拡張性のあるソリューションを提案できることが弊社の強みといえます。さらに、顧客データだけではなく、ファイナンスの軸や人事の軸などを含めて企業全体のデータを一元管理・一元活用してサポートできるのは、データベースが企業オリジンであるテラデータだけではないでしょうか。また、テラデータでは同様の環境をクラウド上でも提供をしており、クラウドでご利用になっているお客さまもいらっしゃいます。

ビッグデータと盛んに言われている昨今ですが、テラデータではどのような取り組みをしていらっしゃいますか?

長らくマーケティング・ソリューションに携わってきましたが、近年、お客様のデータに対する見方が変わってきていると肌で感じています。データの重要性に気づき、どのように経営に活かすかを本気で取り組む日本企業が増えてきましたね。その大きな理由として、「データが発生するようになった」ことによる、ビッグデータがブームになっていることが挙げられます。今までは、顧客データや販売、取引履歴などが活用できるデータの中心でしたが、ソーシャル・ネットワークのデータや位置データをはじめ、データそのものの発生源が急激に増えてきました。たとえばe−コマースの場合を例に挙げると、購入した商品だけではなく、「その人」がその前後にWebサイトで何を見ていたのか、どの商品ページでどれくらい滞在していたか、(モバイルを利用しているのであれば)今どこにいるのか、といったデータまでリアルタイムで把握できるようになりました。すると、その商品を購入していない見込み顧客の方に、まだ本人が気づいていないかもしれないニーズをリアルタイムで提案することができるわけです。これは従来の取引履歴データだけでは不可能でした。

まとめると、「ビッグデータ」が取り沙汰される前から、データを中心とするソリューションを提供しているテラデータにとっては、非常に強みを活かすことができる時代だと思います。店舗やオンラインなどのあらゆるチャネルから取得できるデータから個人の行動とニーズを分析、インサイトを発見することによって、集団ではなく「その人」が「いつ」、「何を必要としているのか」などを把握し、「適切な人」に、「適切なメッセージ」を「適切なタイミング」で届ける環境を提供することで、企業が効率よく戦略を実行していくサポートができるのです。リアルタイムでのマーケティング、デジタルマーケティングなども提供しています。

テラデータなら、グローバルの知見を吸収しながら常に新しい経験ができる

テラデータで働く魅力はどのようなところでしょうか。

it_032_02ひとつは、グローバルの知見を吸収できることですね。社内にはソーシャル・ネットワークの機能をもつイントラネットがあり、テラデータ・コーポレーション全体のケーススタディを学ぶことができます。製品別、ソリューション別とグループが立ち上がっており、そこに参加してアクセスすれば資料を閲覧できますし、バーチャル上で問い合わせをすれば、グローバルの社員から回答がもらえます。日本ではまだ例のない取組みでも、グローバルで見るとケースが存在していることは多々ありますので、そのような場合は海外のコンサルタントと相談しながら、かつ日本での経験などを踏まえながら、最新で最適なソリューションを考えていきます。自分の持っていないナレッジでも、お客様に提供できる情報を世界から得ることができる。目まぐるしく変化する環境の中で、コンサルタントの仕事はお客様に価値を提供することですから、これは非常に大きなメリットですね。

また、テラデータは企業買収なども積極的に行なっているため、常に新しい経験ができるというのも魅力のひとつです。いわゆる“他社のノウハウ”が学べるわけですが、それはお客様に伝えられる情報や自分の仕事の幅がどんどん広がるということです。同時に、さまざまな組織文化が混在することになり、今までの常識が通用しないようなことも起きるのですが、お互いに理解しながら進めていくことも楽しいと感じています。

最後に、御社への転職を考えている読者の方々にメッセージをお願いします。

テラデータは、自律的に働き、チャレンジする人にとっては最高の場だと思います。実際に組織の歯車のひとつでよしとせず、自律的にお客さまのためになにができるか考えてどんどん手を挙げ、様々な仕事にチャレンジ出来る人が活躍しています。

ですから、個人のやる気やキャリア志向によってさまざまな働き方ができると言えます。私自身、さまざまなチャレンジを受け入れてもらいましたし、社員それぞれ、個性にあわせて活躍する場があると感じます。ヒエラルキーもなくフラットな組織ですし、在宅勤務の制度もあり、女性も男性と変わらず活躍しています。そもそも、日頃から海外とのやりとりが多いため、女性が働くことにまったく違和感はありません。自分の力を存分に発揮できるカルチャーなので、積極的にチャレンジしたい人にぜひ来ていただきたいですね。

日本テラデータ株式会社

自ら率先して挑戦し、実践で得た経験で成長できた これまでのキャリアについてお聞かせください。 私は1999年にNCRに入社しました。その後、2007年にNCRからテラデータは分離独立しています。大学は商学部で文系出身です...

IT・通信業界の新着求人を見る

IT・通信業界の新着求人を見る

転職のご相談、求人応募・お問い合わせには、
まず無料登録をお願いします。

無料オンライン登録

Arrow