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英語面接について

英語面接の質問回答事例

英語面接について

1.英語面接について

外資系企業では英語での面接を行う場合があります。上司や同僚が外国人である場合、もしくは本社、海外に採用プロセスが入っている場合に英語での面接となります。
また特異なケースとして、事前に日本人の方が面接官と確認していたにも関わらず、日本人面接官から英語のチェックをされる場合もあるので注意が必要です。

英語のレベルをチェックするための面接ではなく、自分がそのポジションに就くことでどれだけの貢献が出来るのかをアピールする場となります。英語を上手に使えることではなく、能力をどれだけ相手に伝えられるかを考えて臨んでください。
英語が得意ではない、という場合は英語力にとらわれず、どれだけのことを伝えられるかを考えましょう。

2.英語面接の事前準備

英語を日常的に使っている場合は事前準備として、企業の情報のリサーチ、自分の経験、業界情報、自分が伝えたいことをまとめる、想定質問を考えておくことが必要です。

英語があまり得意ではない、暫く使っていないので不安、という方はしっかりした事前準備が必要です。

  • 企業の情報をしっかりとリサーチし、英語で表現する。
  • 自分の経験、業界情報、自分が伝えたいことを考え英語で表現する。

通常の日本語での面接での想定質問を自分自身の実際の言葉として英訳しておき、コアな英文を暗記しておいて、色々な質問へ組み合わせて実際の口語の英語で表現しても良いでしょう。

3.英語面接の本番対策

日本語での面接と内容は同じです。苦手意識の強い方は日本語での面接対策を英語に置き換えて準備すると良いでしょう。文法など細かい事を気にしないで大きな声に出してYES NO などはっきり主張できるか否かが重要です。
声に出して練習することで、より表現も深まりますし、何より英語で話すことに緊張がなくなります。

準備の段階では暗記より言いたいことを英語で表現する練習をしましょう。
何度も繰り返し口に出すことで、自然な表現が出来るようにしておくことが重要です。
暗記をしてしまうと、面接の際に、覚えたことだけを伝えることになり、本当に伝えたいことが伝わりません。また、想定外の事態が起きたときに対応が出来ず、フレキシビリティが足りない印象になってしまいます。自分の英語で自分のことをしっかりと伝えることが重要です。

日本語でも英語でも面接の場では第一印象が大切です。

また身振り手振りを活かすなど、明るくにこやかな対応はそれだけでも好印象となります。受付での連絡、面接室へ案内してくれた方への御礼なども忘れずに。話をするときは相手の顔を見て話をします。机に肘を突く、足を組むなどはしてはいけません。膝の上、机の上で手を組むなど自然体で臨んでください。
聞かれた質問に対しては、答えを述べてから、理由を述べる、など、簡潔に分かりやすい説明を心がけましょう。
企業特有の用語は出来るだけ使用を避け、相手が理解しやすい説明を考えておきます。

4.英語面接の例

一般的な英語面接で最初によく聞かれる質問は、”Tell me about yourself.”。
これは単純に「自己紹介をしてください」ではなく、今回の面接であなたの最大の自己アピールが出来る機会となります。
参考までに下記の内容を簡潔に5分以内で話せるように準備しておくと、その内容を膨らませたり、組み合わせたりすることが出来、英語面接がかなり上手く出来るようになるはずです。

  1. 面接のチャンスをいただいたお礼
  2. 氏名、出身地、最終学歴
  3. その会社のそのポジションに興味を持った理由
    なぜならば・・・・という流れで下記項目へ
  4. 職歴
  5. 最近の仕事における功績
  6. 仕事上で目指しているゴール
  7. 採用に当たってアピールしておきたいスキル

最後に上記の理由から
3.なぜならばこの会社のこのポジションに自分自身が適任なのですよ。
でしめくくると良いでしょう。

5.英語面接での自己紹介について

“My name is….” “I am….”のどちらでも大丈夫ですし、 “Pleased to meet you.” や “How do you do?”などのフレーズも丁寧な表現となり、適切です。
面接中に相手の名前を呼ぶことも大切です。相手に親しみや丁寧なニュアンスを伝えることができるからです。そのため、相手の名前は聞き逃すことなく “Pleased to meet you, Mr Brown.” などと付ければ、相手の印象は変わってきます。
日本人は面接官の言ったことを聞き取れなかった場合も”Sorry?”を使用しがちですが、”Could you say it again, please?”と、”Could you~”や”please?”を使うことで、丁寧な印象を面接官に与えることができます。

6.英語面接でよく尋ねられる質問と回答例

自己紹介

  • / Tell me about yourself.
  • / Please introduce yourself.

Point:

ここでは貴方の経歴、スキル、性格などをアピールします。経歴をただ伝えるだけではなく、「このようなスキルを持っているので、こういうことができます」というような形で簡潔に伝えます。

回答例:

英語面接でも、最低限の感謝の気持ちを表すなどのマナーが必要なので
Firstly I would like to thank you for giving me the opportunity to interview for this position・・・などでスタートして・・・

I’ve been working at XXX corporation in the sales department for five years. I’m responsible for the chemical products. Before that I used to work for an YYY corporation in the sales department for five years as well.
という風に日本語の説明と同じように自分自身の経歴を簡潔に説明します。

志望動機

  • / Why do you want this job?
  • / What didn’t you like about your job and your company?
  • / What do you think are the most important skills/characteristics for this position?
  • / What are your career plans?
  • / How can you contribute to our company?

Point:

ここではなぜこの仕事につきたいのか、この会社に入りたいのかを自分のスキルをアピールしながら伝えます。今の会社のここがいやだから、ここが不安だから、ではなく、キャリアプランとして将来どうなりたいのかを織り込みながら、この仕事に対しての意欲を伝えます。

回答例:

自分自身の過去の経験が即戦力で活かせる・・といった具体性のある答え方がよりアピールする回答となります。

When I found this position, I thought this is what I really wanted.
This is because, I have over 10 years’ chemical sales experiences, therefore, I can contribute your ZZZ products sales grow utilizing those previous experiences.

アピール

  • / What do you consider to be your weaknesses/strengths?
  • / What is your greatest achievement?
  • / What was your biggest failure?
  • / Tell me about a problem you encountered in your work?
  • / How would people you worked with describe you?
  • / What are your plans in the next 5 years?
  • / How do you manage your workday?
  • / Are you a leader or a follower?
  • / What is most important to you in a job?
  • / What sets you apart from other qualified candidates?

Point:

ここでは、自己分析の結果を用いて自分のスキル、人物面のアピールをおないます。例えば自分の強み、弱みを伝えたうえで、その強みをどのようにその仕事に活かして成果を出すことができる、自分はこのような長所を持っているから、こういうことができる、と明確に伝えることが重要です。

回答例:

リーダーシップ、ポジティブ、プレッシャーなどのアピールの強い表現は下記のような口語で表せます。
過去の具体的な例をあげて説明するとよいでしょう。

One of my greatest strengths is leadership.
I am kind of person who always think positive.
I can communicate any kinds of person well under pressure.

その他

  • / Are you willing to relocate?
  • / Your family agree to moving into our company? And why?
  • / You are aware of our product. Imagine I am a customer. Sell our product to me now.
  • / Do you have any questions for us?

Point:

回答する際には「YES」「NO」だけではなく、その理由も明確に述べるようにします。質問は他にも様々ありますが、「自己分析」「企業分析」「案件分析」「志望動機の確立」をしっかりしておくことで、どのような質問がでても、落ち着いて対応することができます。これは日本語での通常の面接でも同様です。

回答例:

面接の最後の段階で面接官から「質問はありますか?」と聞かれた際には、できるだけ何か質問をしましょう。
下記のような質問は便利なフレーズです。

What are the company’s Mid-term/Long-term plans?
Would you be able to describe a sales staff’s normal working day?
How come is this job position open?
What is the next interview process?

聞きたいことは全て聞いてしまったということもあると思いますから、質問がない場合には下記のような回答が便利です。

No, I think you just about covered everything I wanted to hear from you.

質問をしない場合には、最後に自分のアピールを繰り返すことで熱意を伝えましょう。

I have always wanted to work for this company.
I love your product, and I have used it for many years. And it seems that this job would be perfect for me, an ideal opportunity for me to challenge.