Q: ボシュロムというのはどのような企業ですか?
アイケア・カンパニーとして知られているボシュロムは、設立150周年を迎える長いビジネスの歴史を持つ企業です。設立当時より、ニューヨークの株式市場に上場し、その地位を守り続けている世界的にも有数な企業のひとつです。しかしこの長い伝統にもかかわらず、企業風土はとても若々しいものです。社内に浸透したオープンコミュニケーションの風土の中で実践されてきた、主体的な革新・改革への取り組みが、設立以来の成功を導いてきたと考えられます。
ビジョンケアの分野で圧倒的な優位を誇るボシュロムは、コンタクトレンズ及びレンズケア用品、眼科用手術器具だけでなく、医薬品にも進出し主要事業に育ててきました。売上の比率をみると、既に医薬品が全体の2割までに達していますので、会社の中でも医薬品事業は躍進している部門です。
Q: ボシュロムの日本法人の医薬品事業部について教えください
日本では医薬品を販売していませんが、2000年に日本法人の医薬品事業部を立ち上げ、01年より医薬品の開発を開始しました。現在、日本法人の医薬品事業部には、臨床開発、QC(品質管理)、統計管理、安全性管理、薬事など、20名ほどが配属されています。
ボシュロムで開発を進めているのは網膜の炎症(ブドウ膜炎)を抑える治療薬です。これは患部の近くに薬剤を植え込むことで、長時間に渡り徐々に薬剤が患部に浸透するものです。視力低下の可能性もあるブドウ膜炎への画期的な治療薬として期待されています。既に臨床開発段階に入っているこの医薬品の早期的な国内市場への参入と拡販に向け、更なるグループ強化を図るために臨床開発のスタッフを募集します。
医薬開発のプロフェッショナルとしてのキャリアを構築したい方には最適の仕事です。
「ボシュロムで元気を出そう」
Q: 入社以前の経歴を教えてください。
京大から東レに入社し、研究所で生化学(遺伝子操作、タンパクの生成など)の研究を担当しました。未感染の細胞に抵抗性を与えて感染を防ぐインターフェロンのような医薬品の開発していた頃、本社の医薬企画部に異動し、医薬のライセンス業務やビジネスになる医薬品を提案していました。そして医薬品開発に移り、95年には米国の会社と医薬品を共同開発したんです。
米国で医薬品を販売するには、IND(治験薬)を「CMC」で承認を得る必要があります。
通常はCMCを1回で合格するのは至難なのですが、周到に準備した結果、初回で合格しました。「絶対に大丈夫」と確信していましたが、やはり嬉しかったですね。
Q: ボシュロムを選んだ決め手は何ですか?
米国との共同開発を経験し、米国流のマネジメント法を学んだことで、外資系企業に関心が強くなったのは事実です。チャレンジの苦しさと楽しさを味わいましたからね。
一般には外資系ならではの不安を感じるかもしれませんが、東レでプロジェクトマネジャーや部長代理だったとき、受講した外部の勉強会で外資系の人たちからは「活気」を感じました。転職活動を初めて体験する私としては、規模の大きさではなく、クリエイティブな仕事ができそうな企業を選ぼうと考えていました。そこにタイミングよく、ボシュロム・ジャパンの求人の話しがありまして、迷いなく決めたわけです。新たな医薬品を開発・発売ができるということで、「ボシュロムで元気を出そう」と意欲が湧いて
きました。
建設的な発想でゴールをめざす人
Q: 入社後、お仕事はいかがですか?
医薬品を柱にしたボシュロムのなかで、この事業が大きく育ってほしい。それに対して私がどこまでコミットできるか、力を発揮できるかが問われています。ボシュロム・ジャパンには新しいことに知恵を出しあい、チャレンジしようというスタッフが集まっています。そんな熱意がありますね。あるレベルで安定していればいいというルーティンワークよりも、工夫と努力をしないと立ち上がらない仕事、そんな仕事をめざしています
Q: これから入社を希望される方にメッセージを…
ボシュロムという企業には、仕事にアグレッシブに取り組み、しかも自分の生き方をしっかり持っている人が多い。「いっしょに新しいものを創ろう」というキラキラした人が多くいますよ。そして、問題にぶつかったとき、ネガティブにならずに解決策を考える人が伸びていると思います。いつでも建設的な発想を持ち、しっかりと現状をとらえてゴールをめざす人、そんな方を医薬品事業部では求めています。柔軟な社風の中、大きな裁量を発揮して自分の力を試してみませんか。