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人事×経営 〜人事戦略を語る Vol.39

多様性を尊重する日本エア・リキードの人事戦略

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日本エア・リキード株式会社
常務執行役員 人事本部長
吉住 陽之氏

2003年よりカルフール・ジャパン株式会社で人事マネージャーを担当。その後GEヘルスケア・ジャパン株式会社にて営業部門担当人事マネージャー、執行役員人事本部長などを歴任。2015年に日本エア・リキード株式会社に参画し、現職。

インタビュー見出し

多様性を尊重する日本エア・リキードの人事戦略

・ビジネスで大切なのは頼もしく信用できるパートナーを見抜く力・個性を育ててイノベーションを生み出す経営戦略・次に進むためにリスクをとる勇気

公開日:2019年10月16日
※インタビュー実施時の御所属・役職名にて記載させて頂いております

ビジネスで大切なのは頼もしく信用できるパートナーを見抜く力

日本エア・リキードに入社するまでのご経歴を教えてください。

hr40_02学生時代はバスケットボール一筋でした。卒業後はバスケットを続けることも考えましたが、バスケットボール以外の世界も見てみようと、国内の建設会社に就職しました。建設会社を選んだのは、様々な業種の人と仕事をしてみたかったからです。現場は色々な人が混ざり、社会の縮図みたいでしたね。

大阪本社で3年総務や経理を経験したあと、海外駐在になりました。最初の駐在先はフィリピンです。25歳で現地法人のマネジメントを担当しました。まだインターネットが発達していない時代ですから、情報もなかなか手に入りません。相談するにも日本にわざわざ国際電話をしていました。相当背伸びをしながら毎日必死でしたね。印象に残っているのは、資金管理の仕事です。いつ通貨を変換するかでレートが違い、何百万円もマイナスになってしまう可能性もあります。その当時の現地の通貨においてはこれで何人の方々の給与になるのだろうと思い、自分の責任でこんなに大きな金額が動くのは初めてで、大きなプレッシャーでした。

約4年のフィリピン駐在を経て、今度はアメリカ駐在となりました。ここでは、駐在先の代表となるチャンスをいただきました。現地に出ている大手の会社のトップとも渡り合う、これまた非常に背伸びしながらの毎日でした。30歳くらいのときです。契約一つとっても、専門用語に溢れた分厚い英語契約書と格闘しなければいけない。契約社会での厳しさを学びました。その経験から、全ての事柄を自分で完璧に理解するのは無理だと学びました。大切なことは、ビジネスで信用に足るパートナーかどうかを見抜くこと。どれだけ勉強しても、他分野の専門家と同じ知識を持つのは無理です。ならば、その人が本当に信用できる人物なのか判断できるように、自分の目を磨くしかない、そう気づきました。

この経験が、人事を専門に学ぶきっかけとなりました。フィリピンでもアメリカでも、誰もがスペシャリティを持って挑戦する姿を見てきました。私も何か専門性を磨きたい。外の世界で勝負するため転職を決意しました。

その後、カルフール・ジャパン、GEヘルスケア・ジャパンとご経験されたんですね。

カルフール・ジャパンを選んだのは、人事を専門にするのに労働集約型産業を経験したかったからです。フランスを本拠地とするカルフールは、顧客と従業員の両方をリスペクトすることを大切にしているなど、数字ありきではなく感性を大切にしているカルチャーに魅力を感じました。たとえば、店舗のバックヤードのオフィスも十分な広さをとり、設備も店舗のお客様用のものと同じ仕様にしていて、オフィスから店舗にいくための通路においては、季節を先取りした景色のポスターなどをかけることで、自然と従業員の感性を磨いていくような工夫がなされていました。また商品の配置に色のテーマを加えるなど、色彩感覚もすぐれ、お客様の購買意欲につながるような、欧州的な商業感性を勉強することができました。

カルフールが日本から撤退するタイミングで、さらに人事をしっかり学ぼうと思い、GEヘルスケア・ジャパンに入社しました。ちょうど、GEの時価総額が世界で一番高かった頃でした。毎年新しいことに取り組むとてもスピード感のある環境でした。GEは、人材育成にとても力を入れ、リーダーシップとは何かを緻密に言語化し、他社にも影響を与える人事方式を構築していました。私はGEのリーダー育成文化を通じて、自分のリーダーシップに対する考え、哲学を言葉にして具体的に伝えられるようになりました。アメリカ駐在時に実感したように、企業を動かすには信用できる頼もしい人材が育たないといけない。頼もしく素晴らしい人材を集めて育成するのが、人事の重要な役割だと再認識しました。

その後、個性を重視しイノベーションを追求するカルチャーに惹かれ、2015年日本エア・リキードに参画しました。

個性を育ててイノベーションを生み出す経営戦略

日本エア・リキードの事業内容について教えてください。

hr40_03フランスに本社を持つ日本エア・リキードは、1907(明治40)年から110年以上、日本経済と産業の発展を、ガスにまつわるイノベーションで支えてきました。産業ガスのパイオニア、ガス事業のワールドリーダー、産業・医療ガスのエキスパートとして、製鉄、石油精製、化学、自動車、食品工業、エレクトロニクス、医療といったあらゆる産業をサポートしています。多くの物づくりの工程で必要となる産業ガス(酸素、水素、窒素、アセチレン、炭酸ガスなど)は、全産業の下支えをする「インフラ」なのです。

主な事業分野である「工業事業」「エレクトロニクス」「ラージ・インダストリー」「ヘルスケア」に加えて、新しい分野にも積極的に取り組んでいます。例えば、低炭素社会の実現に向けて、FCV(燃料電池自動車)向けの水素インフラ開発を、大手自動車メーカー、エネルギー・産業ガス関連事業者、金融機関などと一緒に推進しています。計画中のものをふくめ、日本での水素ステーションの運営は12か所になりました。また、医療・ヘルスケア領域においては、高齢化が進む日本でニーズが増す在宅医療を多方面でサポートしています。今後は、新たな治療機器やIoTを活用したソリューション開発提供などにより注力していきたいと考えています。社会の課題解決に貢献する取り組みを積極的に行っていきます。

日本エア・リキードはどのような会社ですか?

非常に個性を尊重する企業です。そこから生まれる多様性が、私たちの強みでもあります。当社は世界80か国以上で展開していますが、もとはフランスの企業。個人のやり方や考え方をリスペクトする姿勢がベースにありますね。

2019年3月に横須賀市に新しいR&D拠点「エア・リキード東京イノベーションキャンパス」を開設しました。この施設には、当社の多様性を重視する考えが表れています。

施設は、国内のR&D機能を集約し、産業ガスの技術者やデジタル活用の技術者が集まり、次世代の半導体やフレキシブルディスプレイの製造、水素やバイオメタンなど新エネルギーのソリューション開発といった、新時代への技術研究・開発を担っています。イノベーション拠点として、人が集まり、コネクトすることで、イノベーションが生みだされるようなオープンで洗練されたデザインになっています。場所によっては置かれている椅子のデザインや色がバラバラなのもあり、あえて不揃いで多様な選択の中から好きな椅子を選ぶことが出来ます。会議で座る椅子を、デザイン・色で選択できるのです。ちょっとしたことですが、ちょっとしたことから感性が磨かれていくのではないか、新しいアイデアやイノベーションが生まれるのではないかと私たちは考えています。

状況に応じてフレキシブルに対応する幅があり、個人の考え方を尊重する姿勢がベースにあるから、ルールでガチガチに固めず、個性を潰さないから、イノベーションが生まれるのだと思います。

経営戦略として、「イノベーション」を重視されてますよね。

はい。調整器内蔵の小型ボンベ「ALbee Cool」を取り扱う店舗を検索できるアプリを開発したり、調整器内蔵の軽量ボンベ「酸素で~る」など新製品を積極的に市場に投入したりしています。私たちの事業にとって、イノベーションはビジネスの源泉です。空気を分離して、使い方を提案し、新しいものを生み出していく。それが当社の出発点であり、次のビジネスを生み出す基盤です。

また、グローバル競争に打ち勝つという意味でも、イノベーションを重視しています。競争社会で生き残るには、企業は生産性を高める必要があります。イノベーションと聞くと「新しい製品やサービスを生み出す」と考えがちですが、効率性を追求したりコスト削減をしたりすることも、イノベーションです。これまでは品質がよければ市場で評価されていました。しかし変化のスピードが速い市場では、効率性も重視しないと成長に結びつけることはできません。その点で、私たちは仕組みを簡素化し生産性を上げていく取り組みを経営戦略に掲げています。

人事として、どのようなことに取り組んでいますか?

一人ひとりの個性を受け入れ、力を発揮できる環境を整える、いわばダイバーシティマネジメントに注力しています。色々求めず、決まりきったことを押し付けているだけであれば当社の社員の良いところが活かせなくなる。秩序を保ちながら、自由・裁量を与え、社員一人ひとりの突き抜けた個性・創造性・能力を潰さず育てていく。それがいまの私たちのチャレンジですね。

ルールを統一してマネジメントするほうが合理的ですし、簡単です。個性を生かすというのは、先ほども申し上げたように、ルールが状況に応じて変わるということ。そのたびに、私たち人事は理由を説明しなければなりません。人事や管理職だけでなく、社員一人ひとりが考えて行動することが求められます。多様な人間が集まって、それぞれが勝手に発言をしていたら大変ですよね。でも、あえて枠に当てはめない大変さが、個人のスキルや得意分野を伸ばすために必要なのだと思います。それぞれの持つ特異性が規律の乱れにならず、違いとして生かすのがダイバーシティマネジメントだと考えています。力で枠に当てはめてしまっては、創造するイノベーションは生まれません。

ももちろん、現場のマネージャーには秩序の中に自由を保つという力量が求められます。そのために、人事としては、ルールをできるだけシンプルにしていきたいと考えています。社員それぞれが熱中できる環境を作るのが目標ですね。個人が興味に合ったキャリアを伸ばせる場所があれば、おのずと人材が集まります。その結果、企業も成長していくのだと思います。

次に進むためにリスクをとる勇気

どのような方が、日本エア・リキードで活躍できますか?

hr40_04まず「やってみる」人ですね。楽しめることは、活躍するという意味で重要な要素です。色んなことに挑戦する意欲があり、そしてその状況を楽しめる人は伸びていきます。当社の場合、多様な意見があり、その時々で考えることも求められるので、考えることを楽しめる人がいいと思います。

あとは、どんな環境でも自分の力を100%出し切れる人。当社は、海外に出る社員も多いです。ポジションによりますが、年間70~80人ほどはグローバルモビリティで国を越えて人事異動しています。アメリカやヨーロッパ、そしてアジア。違いを受け入れる土壌が育っている企業ですので、いろんな国で働く点においてハードルは高くありません。しかし、海外に出たからといって、持っている能力は自動的には伸びません。異なる環境でも、己のスタイルを貫き通し、考えを自らの言葉で発言できる。そうした人が、どんな場所でも活躍するリーダーになるのだと思います。

活躍する人材になるには、なにが必要でしょうか?

「自信」と「勇気」です。自信をつけるには、経験が必要です。企業で活躍している方は、たとえ表には見えなくても、みなさん努力されています。たった5分のプレゼンに、試行錯誤を重ねる。心配や不安が消えて、自分が納得できるくらいの練習量を積むことが「できる」という自信を育てます。一方で勇気をつけるのに大切なのは、気持ちです。挑戦したいことが目の前にあったとき、一歩前に踏み出せるかどうか。その勇気が成長を左右します。新しいことを始めるのは怖いですよね。だから、踏み出さない人も多い。「負けないようにやる」と「勝つためにやる」は違います。負けないようにというのは、目指すゴールが引き分けです。勝つためには、リスクをとらないといけない。これは、始めるときの姿勢がまったく違います。前に一歩踏み出す勇気があること。それが、活躍するためには必要だと思います。社員がその勇気を持てるよう、安心して自由に動ける環境を作るのが人事に任された役割だと思っています。

日本エア・リキード合同会社

日本エア・リキードは、1907年に日本で初めて酸素製造を開始して以来、100年以上にわたり業界のパイオニアとして日本の産業発展に貢献してきた企業です。お客様の課題を解決するパートナーとして、世界中のエア・リキードと連携しグローバルにお客様のビジネスをサポートします。業界をリードするイノベーション・技術を中核とした革新的なソリューションの提供を通じ、お客様と社会の発展に貢献しています。

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