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外資系・日系自動車業界 エンジニアの業務比較
今回のコラムでは自動車業界における、外資系と日系でのエンジニア業務の違いを見ていこうと思います。
※全ての企業において当てはまる内容ではありません。あくまでも傾向としてとらえて頂けますと幸いです。
プロダクトライフサイクル
日系自動車・自動車部品メーカーでのエンジニアのポジションは図のとおり開発主管、開発(設計・実験、認証)、生産技術、品質管理、品質保証、サービスといった業務が主に技術系職種になります。
一方、外資系自動車・自動車部品メーカーの多くは、日本で開発、製造部門を有している企業は少なく、多くのメーカーは輸入販売が中心となっています。その中でエンジニアの業務となると、外資系完成車インポーターでは日本の法規性に適しているかどうかの評価試験と認証業務を行うポジションと、ディーラーと本国の間をつなぐサービスエンジニアのポジションが、外資系自動車部品メーカーでは、お客様と本社(開発部門)とをつなぐブリッジエンジニア、営業の技術支援を行うセールスエンジニアが中心となります。
お客様と本社(開発部門)をつなぐブリッジエンジニアについては、図で示すところのプロジェクトマネージャー、アプリケーションエンジニア(適用開発)のポジションが相当しますが、業務内容としては、お客様との技術折衝、自社開発部門へのフィードバック、開発スケジュール管理、お客様の技術サポート(品質対応含む場合あり)に携わることになります。また、企業によってはセールスエンジニアを置かず、プロジェクトマネージャー、アプリケーションエンジニアに営業技術支援も担当する場合があります。
全ての外資系自動車関連メーカーにあてはまるものではありませんが、上記のような体制を取っている企業においては、エンジニアが関わる業務を一貫して担当するケースが多くあります。
エンジニアのバックグラウンドを活かし、今後はマネージメント、ビジネス要素の含まれるポジションでキャリアを積みたいと希望している方は、外資系自動車関連メーカーへの転職も、キャリアパスの一つとして考えてみるのもいいのではないでしょうか。
※製造業界 エンジニア転職セミナーを開催致します。第一回目の今回は自動車業界向けエンジニアの方々を対象としたセミナーになりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
公開日:2013年05月13日