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外資系の製造業全般について
執 筆ISSコンサルティング コンサルタント 堤 真二
日系化学メーカーにて、液晶パネル内の光学フィルムやPDP-TVのITO形成部材の営業等を経て人事部の採用・研修に携わる。 現在、ISSコンサルティングにて製造業コンサルタントを担当。
外資系メーカー(ここではBtoB製造業を指します)は、一般消費者よりも企業を顧客としていること、また新卒よりも中途採用が多いため、日系企業しか経験されていない方には馴染みが少ないかもしれません。しかし、直接目に触れないだけで、産業・工業用機械、工作機械、印刷機械、自動車含む輸送用機械等及びその各部品等、その製品はかなり広範囲で使用されています。
外資系企業には、日本市場が成熟する比較的早い時期に進出してきた企業もあれば、日本の大手メーカーとの合併によって設立した企業など、その背景は様々です。また、他業種では米国系企業が多いことと比べて、歴史の古い欧州系企業の割合が多いのも特徴でしょう。
職種ごとに求められる要件をみますと、営業職の場合、自社製品に対する深い理解は勿論必要ですが、関連会社やライバル企業(日系企業)の製品を熟知した上で「即戦力」としての経験が必要とされます。そのため自社製品の技術的な知識を得るため、入社後一定期間の研修が用意されていることも多いですが、即戦力となるため自身の努力が必要なことはいうまでもありません。
一方、技術職については、例えば産業用設備メーカーの場合、顧客に近い技術営業、顧客サイトを訪れてのアフターサービス、メンテナンスなど。その他、製品開発に関わる設計、評価、品質保証など幅広いものがあります。これらの職種でも上記同様、充分な研修と経験が必要となり、場合によっては、海外本社に研修として向かうこともあるでしょう。
当然ながら上記は日系企業でも中途採用として求められることですが、「専門力」「即戦力」に加え、異文化でも対応できる「語学力」と「コミュニケーション能力」が求められます。
こうした外資系企業が求める人材については、製造業界で活躍するトップやビジネスリーダーのインタビューを弊社ホームページに掲載していますので参考として頂ければ幸いです。
それでは次回へお楽しみに!
公開日:2012年05月28日