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エナジー業界のグローバル人材の話
執 筆ISSコンサルティング コンサルタント 高橋 野
日系プラントメーカー、外資系オートメーションシステムメーカーにて、電力プラントの建設プロジェクト、石油化学プラント向けシステムの技術営業に従事。エナジー業界で10年以上の経験をもち、現在、ISSコンサルティングにて製造業コンサルタントを担当。
先日、弊社主催の「グローバル人材セミナー」に私も参加して、GEエナジー アジアパシフィック ゼネラルマネージャーである堀江渉氏の講演を聞くことができました。
当日の様子の詳細は下記リポートを参照ください。
『グローバルカンパニーGEエナジーの役割』グローバル人材セミナーレポート
日本のエナジー(電力)業界というと、日立製作所、東芝、三菱重工業等の大手日系メーカーが ほぼ独占している古い体質というのが私の認識で、「はたして、グローバル企業のGEが日本でどのようなビジネスを展開しているのだろう?」という素朴な疑問を抱きながら、講演を聞いておりました。
パネリストの堀江氏は、ビジネスの大半を海外で経験されてきた、まさに「グローバル人材」という方です。 そのプレゼン内容は、役職からは想像できないほど気さくで、ユーモアに溢れ、かつ説得力もありまさに、外資系トップという印象でした。
一般的な外資系企業は、日本でビジネスを実行する為に、日本に法人等を設立していますが、日本にいるGEエナジーの社員は、日本のビジネスだけでなく、アジア等の海外を所掌範囲として仕事をしており、日本にいながら世界のビジネスに携わっているようです。まさに「グローバル人材」という印象です。
日本のエナジー(電力)業界のメーカーも、国内ビジネスの成長はこれ以上期待できない為、現在、海外の売上比率を上げようと必死になっていると聞きます。
今後のグローバル化は避けられない課題なのかもしれません。
その企業のグローバル化を考える上で、一番の課題は「人材」なのかなと思います。
先日、日系大手企業である住生活グループの社長に、元日本GE会長であった藤森義明氏が就任されたというプレスリリースがありました。
これはまさに藤森氏の海外ビジネスでの経験が評価されたからなのでしょう。
今後は、日本のエナジー(電力)業界でも、このような人材の逆輸入(外資系企業⇒日系企業)が促進されるかもしれません。
公開日:2011年10月28日