INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
コンティネンタル・オートモーティブ株式会社 松島慎太郎

その他 コンティネンタル・オートモーティブ インタビュー

コンティネンタル・オートモーティブ株式会社

Vehicle Dynamics R&D カスタマー・プロジェクト・マネージメント室 プロジェクト・マネージャー

松島慎太郎

大学で機械工学を学び、新卒でコンティネンタル・テーベス(現:コンティネンタル・オートモーティブ)に入社。電子制御ブレーキシステム用ECUのハウジングなど躯体部分の設計レビューや、製造工程(はんだ付け、アッセンブリー)、製品を車につなぐためのコネクターのケアを担当後、2013年から現職。

公開日:2013年9月25日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

プロジェクト・マネジャー(PM)はプロジェクト全体を広く見渡して、チームとして最大限の力を発揮できるようにすることが役割

新卒でコンティネンタルに入社されましたが、この会社を選ばれた理由は何ですか。

contiauto_01子どものころから機械ものが好きで、将来は自動車業界で仕事をしようと、大学では機械工学を学び、卒業後はコンティネンタル・テーベスに入社しました。コンティネンタル・テーベスは自動車用ブレーキ製品も手がけていた日清紡と、グローバルな自動車部品サプライヤーであるドイツのコンティネンタル社との合弁で2000年に設立された会社で、07年に現在のコンティネンタル・オートモーティブになりました。

私は当時話題になっていた電気自動車やハイブリッド車といった先進的なものには可能性を感じつつも、仕事としてはあまり魅力を感じられませんでした。市場に出たばかりの先進的なものは、どうしても流行り廃りがありますから長くその分野で働けるかどうかわかりません。その点、ブレーキはクルマに絶対必要不可欠なもので、非常に基本的な装置です。この分野なら自動車がある限り永続的に必要とされる知識や技術が身に着けられるだろうと考えてブレーキに絞って就職活動を行いました。

大手企業もたくさんある分野ですが、コンティネンタル・テーベスは私が入社した02年当時、会社ができて日も浅く、社員も120 人ぐらいしかいなかった。そういう小さな、まだまだこれから、という会社のほうが色々なことに挑戦できそうで面白そうだと考えて入社を決めました。

外資系ということで戸惑われたり、違和感を覚えたりしたことはありますか。

入社してまず車輪速やヨーレートのセンサーを担当するグループに配属されたのですが、その1日目にドイツからエンジニアが来て新しいセンサーについて英語でプレゼンテーションがあったんです。外資だからといって、いつも英語で仕事をするわけじゃないだろうとタカをくくっていたので、あのときは戸惑いましたね。また、最初の上司も外国人でしたからとにかくはやく英語力を付ける必要があり、自力での勉強はもちろん会社の英会話教室にも通って勉強しました。英語はもともと得意なほうじゃなくて、その頃はTOEICのスコアも360点ぐらいでしたから、この社内制度には助けられました(笑)。

幸い、英語が達者な人が周りに多かったので、言葉の使い方を真似したり、メールを書くときに参考にしたりして、日常業務の中で学んでいくことができました。また、その過程をとおして、この会社では自分の意見を伝えることが非常に重要だということも実感しました。

それ以外のことでは、外資系だから、ということで特に困ったりしたことはないです。オープンかつフラットな文化ですので、自分の考えをストレートに伝えることができます。ポイントを押さえて適切なアプローチをとっていれば、任せてもらえる社風であるため、非常にやりがいがある環境だと思います。

入社してからどのような仕事をされてきたのですか。

本配属では電子制御ブレーキシステム開発部の中でECUのハードウエアを担当するグループに配属となりました。もともと機械工学の専攻だったため、ハードウエアの中でも躯体や電磁コイルなどメカ関連の案件を担当するチームに入り、ドイツで開発・設計された製品のデザインレビューをお客様に説明したり、評価試験を計画・実施するのが主たる仕事となりました。また、最初の3年間ほどは、図面の作成・管理や社内承認のための管理業務も並行して担当していました。私が所属していたチームは特定のお客様を担当するアプリケーション・エンジニアとは異なり、グループ内の共通のリソースだったので、メカ関連で何か問題があったり、説明が必要なときは、どこのお客様の所にも出向きました。

この仕事には10年ほど携わっていたのですが、その中で、自分はエンジニアとして何か専門を究めたいとか、技術を生かした仕事をしたいというよりも、問題を解決して物事を前に進めることや、お客様の信頼を得ることに、仕事の楽しさ、やりがいを覚えることがわかったんです。だから専門性の高いエンジニアとして大成するというよりも、PM(プロジェクト・マネージャー)としてお客様の近くで仕事に関わり、自分を成長させたいと考えるようになりました。

そこで、PMに異動したいと上司に希望を出したところ、概ね賛成してもらえたのですが、まずは実際のアプリケーション開発の流れのなかでの業務を経験しておいたほうがいいというアドバイスをもらい、PMへの異動を前提に9カ月ほどアプリケーション・エンジニアを務めました。

その後PMになり、今に至っていますが、アプリケーション開発のプロジェクト全体、つまり実際の開発はもちろん、お客様へのプロモーション活動から不具合対応まで、自分自身がイニシアチブをとって、どうアプローチしていくか、どんなエッセンスを盛り込んでいくかを決められるPMの仕事には、大きな魅力とやりがいを感じています。もちろん、PMひとりでは何もできません。多くの人を巻き込み、協働しながらプロジェクトを進めていって、最終的にはスケジュールどおりに、予算内でお客様の要求どおりのものを仕上げる。そしてその結果、会社の利益に貢献し、ひいては社会に貢献しているということが大きな達成感に繋がると思います。

「正しい」というだけでなく、お客様に納得してもらえる答えを提示する

PMの仕事にエンジニアのバックグラウンドは役立ちますか?

contiauto_02

自分の専門に近い領域では適正なアプローチに近づきやすいし、お客様に納得いただける説明ができることが多いという点で非常に役立っています。ただ、個々の技術的な案件に重きを置きすぎると、全体を見渡せなくなる危険性もあるため、バランス感覚が必要です。

PMはプロジェクト全体を広く見渡して、チームとして最大限の力を発揮できるようにすることが役割です。そしてお客様が何を求めているのかをよく考え、お客様の方向性と我々の方向性を一致させて、最終的にお互いが納得できる結果を出す。そのためには、自分が考えたアプローチを社外に対しても社内に対しても、リーズナブルな形で提案できなければいけません。

ですからエンジニアとして技術的な知識・経験を豊富に持っていることだけではなく、それをうまく活かして、周りの人を巻き込んで仕事を回していく能力、つまりコミュニケーション能力に長けていることがPMには必要だと思います。

うまく人を巻き込むコツを教えていただけますか?

人を巻き込んでくれる人をまず巻き込むことでしょうか。影響力のある人を巻き込んだり、適切な人を紹介してくれそうな人に相談したり。何か問題が起きたり、わからないことがあったりしたときに、相談に乗ってもらえる、信頼できる人が各分野にいることも重要ですね。ただ、本当に巻き込むべきなのは誰かということと、いつ巻き込むべきなのかという、理由や重要性、そしてそのタイミングに関しては常に慎重に考えていなくてはならないと思っています。

お客様にアプローチする際、特に気をつけていることは何ですか。

コンティネンタルでは基本的な開発・設計をドイツで行い、我々はその製品を日本のお客様に紹介し、それぞれの要求仕様に対しどんなオプションを提供できるか検討・説明します。国内の自動車メーカー様は全社とお付き合いがありますが、それぞれ会社のカラーも違いますし、扱っているクルマのタイプも違います。また、担当の方の性格や専門性も異なるので、とにかく相手が求めるものを正しく理解することがまず大切になります。

担当の方に何度かお会いすれば、元々何が専門で、今協議している内容に関してどれくらいの知識を持っているか、どういったアプローチをお好みになるか、ということがだいたい掴めますから、どう説明すれば相手がわかりやすいか、どう噛み砕けば理解してもらえるかを見極めて話を進めていきます。ここで重要なのは、技術的に「正しい」というだけでなく、お客様に納得してもらえる答えを提示するということです。もちろん、電子制御ブレーキシステムは使い方を間違えればドライバーの命の危険につながりますから、その点で我々が守るべきこと、譲れない一線というものはあるわけですが、それをいわゆる正論だけを並べて説明したとしても、お客様に納得してもらえなければ仕事は進まない。ですから話の持っていき方、提案の仕方、つまり見せ方が非常に重要であり、そこには気をつけています。

コンティネンタル社の強みはどこにあると思われますか。

コンティネンタルでは世界46カ国、291地域に開発・製造拠点があり、グルーバルにお客様をサポートできる体制があります。近年は日本の自動車メーカー様も多くの車種において海外市場への展開を検討されていますが、我々はこのネットワークを活かして、適切なソリューションを提供することができます。

また、日本ではメジャーになっていない海外での最新の技術トレンド、製品を紹介できるという強みがありますね。それに日本と欧米の違いやそれぞれの特徴を熟知しているので視野が広く、蓄積しているノウハウも多い。その意味では、お客様への提案力は高いと思います。

コンティネンタル社で活躍しているのはどんな人でしょうか。

エンジニアにしても、PMにしても、自分の担当エリアの仕事だけしていればいいわけではありません。「自分の仕事は完了させた。あとのことは知らない」ではプロジェクトは回らない。「この部品を使えばいいのでは」、「○○さんに手伝ってもらったらどうか」といったように積極的に提案できる人、実際に動いていける人が活躍しています。

相手の言いたいこと、求めていることについて、プライオリティを考えた上で適切な判断ができ、個人としてだけでなく、チームとしてどのようにサポートしていくべきかを考えられる人が多いと思います。

コンティネンタル社に転職したいという人へのメッセージをお願いします。

外資系というと海外本社の意向ばかりが尊重されるのでやりにくいとか、言いたいことがまったく伝わらないという話を耳にすることもありますが、コンティネンタルではそういうことはありません。各国の最前線で働いている社員の意見を重要視し、我々とお客様にとって何が最善であるかを考え、一緒になって物事を進めていきます。相手が本社であっても上司であっても、言うべきことは堂々と主張する。そこからより良いアイデアが生まれ、ビジネス上の成功に寄与すると我々は考えています。こういったグローバルな環境で最先端の技術に触れながら、自身のキャリアを磨きたいと思われる方には、良い環境なのではないでしょうか。

また、勤務形態に関しても自由度が高く、ワークライフバランスもとりやすいと思います。私は、1カ月ほどですが育休も取りましたし、フレックスタイムを利用して、子どもを保育園に送ってから10時に出社しています。そういう面でもとても働きやすい職場環境といえますね。
そういう文化に共感でき、積極的に仕事に取り組める方にぜひ来て頂きたいです。

コンティネンタル・オートモーティブ株式会社

プロジェクト・マネジャー(PM)はプロジェクト全体を広く見渡して、チームとして最大限の力を発揮できるようにすることが役割 新卒でコンティネンタルに入社されましたが、この会社を選ばれた理由は何ですか。 子どものころから機械...

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