INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
シュナイダーエレクトリック 青柳 亮子

業界のLeading Company Vol.11

シュナイダーエレクトリック

パワーシステム事業部 バイスプレジデント

青柳 亮子

慶應義塾大学卒業後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、ワークス・キャピタルを経て、2005年にGEジャパン・ホールディングス(現:日本GE)入社。ECLP(セールス・マーケティング向けリーダーシッププログラム)を2年間経験した後、GEリアル・エステート、GE富士電機メーター(現:富士電機メーター)、GEパワーでセールスマネージャー、シニアセールスマネージャーとして活躍。2018年8月、シュナイダーエレクトリックに入社して現職。


公開日:2020年3月19日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

経験から掴んだ前進力、得意とするチームビルディング力

シュナイダーに入社するまでの職歴を教えてください。

lc_11_1_02大学は慶応大学で、湘南藤沢キャンパスに通いました。グループワークで忙しく、学校に泊まり込みで勉強することも。おかげで優秀な友人たちと本当に仲良くなれました。振り返ると、私はその頃から情報収集したり、友達たちをつないだりする役目でしたね。その時の経験、培った力は、今に活きています。

大学卒業後、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、ひょんなことからワークス・キャピタルというベンチャーキャピタルで働くことになりました。ここではじめてBS・PLの読み方を学び、はじめて飛び込み営業を経験しました。知識豊富な周りの人に教えていただきながら、毎日勉強の日々でしたね。2000年頃の日本では、まだベンチャーキャピタルの存在自体が知られていませんでしたが、徐々に知名度が高まり、「出資してほしい」と声がかかることも増えていきました。そのまま続ける選択肢もありましたが、一方で私には、海外で働いてみたい、そのために英語を学びたいという気持ちがありました。あるとき、GEのECLP(セールス・マーケティング向けリーダーシッププログラム)の存在を耳にして、試しに受けてみたら合格したんです。それで、2005年にGE ジャパン・ホールディングス(現:日本GE)に入社しました。

ECLPのアメリカ・上海での研修は、まったく歯が立ちませんでした。何しろ、日本語でも理解できないほどレベルの高い内容を、おぼつかない英語で学び、その上で世界中の仲間たちとディカッションするのですから。これが世界か、と思いました。ただ、そのときも周りの人にサポートしてもらうというのは得意でした。

2年間のECLPを終えた後は、GEリアル・エステートのセールスマネージャーになりました。ちょうどリーマン・ショックの前後で、不動産バブルとバブル崩壊の両方を体験しました。最初はひたすら買収し、あとで買った物件を埋めることをしました。

2011年、私はGEエナジーに移り、GE富士電機メーター(現:富士電機メーター)に出向しました。私のミッションは、セールスマネージャーとして、電力スマートメーターの導入でした。部下の成功体験を少しずつ作っていき、モチベーションを高め、最終的には3年で大きなシェアを獲得することができました。チームビルディングに自信を持てた経験です。

その後、2014年にGEパワーのシニアセールスマネージャーになり、ガスタービンの営業を行った後、2018年にシュナイダーへやってきました。

なぜシュナイダーを転職先に選んだのですか?

理由の1つは、チームが持てるということ。マネジメントするチームを自ら作り上げられることは、働く上で大きなポイントなんです。もう1つは、海外への移籍・異動の融通が利くことです。日本以外で働くチャンスを得られる可能性が、私にとっては魅力的でした。

正直に言いますが、入社当時はシュナイダーがどのような会社なのか、よくわかっていませんでした。ただ、私が担当する製品が、IoTプラットフォームを持った中圧配電システム、発電所やオイル・ガスプラント向けに営業することはわかっていて、それならできると思い、入社を決心しました。

これまでのご経験から学んだことは何ですか?

特に、ワークス・キャピタル時代とGEリアル・エステート時代に、飛び込み営業やハードな交渉を繰り返し行ったことが、私を鍛えてくれました。そうやって、若いうちに度胸をつけることができたのがよかったと思います。どのような大型案件でも、どういったことが起こっても、あまり動じなくなりましたから。それは営業にとって大切なことです。あとは、何度か触れてきましたが、さまざまな経験を通して、私は人からサポートをもらうことチームビルディングが得意なんだということがよくわかりました。いまは得意技を活かして働くことができています。

一貫して「サステナビリティ」「グリーン」「エネルギーへのアクセス」に力を入れてきた会社

シュナイダーはどのような会社ですか?

lc_11_1_04シュナイダーは、フランス発の巨大グローバルカンパニーで、世界に137,000人以上の仲間がいる会社です。ビジネス全体を簡単に語るのは難しいんですが、エネルギーマネジメントと産業オートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのスペシャリストで、配電機器、無停電電源装置(UPS)、オートメーション・制御機器などの電気機器と、関連するプラットフォーム、ソフトウェアなどのソリューションを扱っています。現在は、デジタルトランスフォーメーションに欠かせないIoTプラットフォーム「EcoStruxure™」に注力しています。

私が所属するパワーシステム事業部では、発電所、石油・ガスプラント向けに、通信機能付きの配電機器を軸に、製品から得た情報を基にしたリアルタイム制御や最適化を、お客様のニーズに合わせて提案しています。お客様は日系のエンジニアリング企業、再生可能エネルギー企業などになりますね。お客様が受注した海外での案件やアフリカ・中東でのODA案件などに、弊社製品を選んでいただいています。

シュナイダーは、一貫して「サステナビリティ」「グリーン」や「エネルギーへのアクセス」に力を入れてきた会社でもあります。温室効果ガスフリー製品をいち早く開発してきました。また、エネルギーへのアクセスという観点でいえば、シュナイダーは、安定した電力を使えることは基本的人権であるという信念のもと、非電化地域の電化促進を行っています。たとえば、太陽光パネルを使用したオフグリッド(送電系統と繋がっていない状態)の簡易電化パッケージを開発し、ルワンダ・モザンビークなどの村々に配布したり、ミャンマーの奥地にソーラーパネルを運び設置し、そこに住む人が運用できるようにまでサポートしたり、ケニアでは配電機器の工場を作り、雇用創出と現地の人にスペアパーツ製作の技術トレーニングを実施したり、基金を立ち上げ、起業支援・人材育成支援をしたり。活動は多岐に渡ります。また、太陽光発電・風力発電などの「再生可能エネルギー」にも強みを持っており、本社のあるフランスでは、職業訓練学校などでの「ラーニンググリッド(エネルギー教育)」にも取り組んでいます。

もちろん、この姿勢は日本のビジネスにも活きています。その象徴が、私たちが昨年日本で参入を開始した「マイクログリッド」関連事業です。マイクログリッドとは、大規模発電所の電力供給のみに頼ることなく、コミュニティでエネルギー供給源と消費施設を持ち地産地消を目指す、小規模エネルギーネットワークのことです。太陽光発電・風力発電・燃料電池など複数の発電システムと、電力貯蔵システムを組み合わせて構成されます。シュナイダーは、世界中で130以上のマイクログリッド構築実績を上げており、ノウハウは十分に蓄積しています。これを日本でも活かしてより積極的に展開していけたらと考えています。マイクログリッドを構築できれば、各地域に分散型電源が確保でき、たとえば2018年、地震を発端に起きた北海道全域の「ブラックアウト(大規模停電)」のようなこと、昨年度台風を発端に起きた千葉県での数週間停電のようなことはなくなるでしょう。マイクログリッドは今後の日本に必要なソリューションです。日本でも海外でも大きなビジネスチャンスがある分野だと感じています。

また、シュナイダーは先駆的に「カーボンニュートラル」を宣言した会社でもあり、カーボンニュートラルに関するコンサルティングでもお手伝いできる余地があると考えています。シュナイダーは、エネルギー問題、地球温暖化問題といった社会課題に対して当事者意識を持ってソリューション提案をしていける会社です。そうしたことに興味がある方はきっと前向きに働ける会社だと思います。

青柳さんのミッションを教えてください。

発電所やオイル・ガスプラント向けに、中圧配電システムを含めたインダストリアルIoTテクノロジーを提供するチームをまとめています。シュナイダーには、通信機能のついた配電機器(コネクテッドデバイス)はもちろんのこと、リアルタイム制御を行うエッジコントロールや最適化を行うためのアプリケーションのIoT プラットフォームがすべて揃っています。そうした製品・ソリューション面の強みを活かして、日本企業が海外で発電所・プラントを立ち上げる際、力強いサポートができるのが私たちの強みです。現在は、その強みをさらに発揮すべく、より良い営業チームを作りあげている最中です。

既存のビジネス・組織の枠をどんどん壊してほしい

どのような社風ですか?

lc_11_1_06何よりも「人を大切にする会社」です。わかりやすい例が、私が入社してすぐに受けた「イグナイト・トレーニング」です。これは、部下の心に火をつけるマネジメントを学ぶポジティブリーダーシップトレーニングなんですが、「とにかく部下に注目しなさい」「部下との1on1を大切にしなさい」「ポジティブ・フィードバックだけをするように心がけなさい」と教えられるんです。この姿勢は、ヨーロッパの企業ならではだと思います。また、2019年に本社よりリーダーシップが来日し、私はその際にアテンドしたのですが、本当にハンブルで驚きました。いろいろな面で、日本人がイメージするグローバル企業とは違うと思います。居心地の良さ、雰囲気の良さは保証できますね。

また、ダイバーシティが極めて進んだグローバル企業であり、世界人口の縮図のように、社員の約1/3が中国人・インド人です。私のように世界に飛び出したい、世界的な視野を持って働きたいという方にとっては、これ以上ないくらいのビジネス環境です。

どのような人が活躍できる会社ですか?

「既存の枠を壊せる方」を求めています。いまのシュナイダーにはない考え方を持ち込み、既存のビジネス・組織の枠をどんどん壊して、自由に取り組んでいただきたいと思っています。セールスは「オーケストラの指揮者」のような存在で、巻き込むスキルが重要です。世界のシュナイダーを巻き込みながら、日本のビジネスをともに大きくしていっていただける仲間に来ていただけたら嬉しいです。

それから、先にもお伝えしたとおり、「サステナビリティ」「グリーン」「エネルギーへのアクセス」といったキーワードが気になる方には、特に働きがいを感じられる会社です。マイクログリッド事業などを通して、日本の社会問題を一緒に解決していきましょう。

大きく見ると、エネルギー業界はいま本当に面白い状況にあります。この100年ほど、ビジネス構造もプレイヤーもあまり変化がなかったのですが、最近10年で激変して、いまやオラクル・IBM・グーグルなども参入するホットな業界になりました。その渦中で働く楽しさを一度味わったら、きっとなかなか離れられなくなりますよ。思いきって飛び込んできてください。

シュナイダーエレクトリック

シュナイダーエレクトリックは、全ての人がエネルギーとデジタルにアクセスできる環境を提供したいと考えています。エネルギーや資源を最大限活用することにより、いつでも、どこでも、だれにでも「Life Is On」を実現します。世界をリードするエネルギー技術、リアルタイムオートメーション、ソフトウェアとサービスを「ビル、データセンター、電力インフラ、工場」向けに統合し、効率化と持続性を可能にするエネルギーとオートメーションのデジタルソリューションを提供しています。
私たちは、意義深い目標と包括的で実行力を伴う価値観をもって、オープン、グローバル、そして革新的なコミュニティの発展に尽力します。
エネルギーマネジメントとオートメーションのグローバルスペシャリスト、シュナイダーエレクトリックは、180年の歴史の中で蓄積された受配電とオートメーションの高い技術力と、革新的な新技術・サービスを融合させることで、こうした地球規模の課題にチャレンジしようとしています。
私たちの生活や経済活動を今よりももっと便利で快適なものに、最小限のエネルギー生産を実現するエネルギーマネジメントを実現し、地球と人類の未来を守るために、シュナイダーエレクトリックは「効率よく電気を作り、送り、使う」を実現する製品、システム、サービスの提供を通じて、全世界の持続可能な社会の創造に貢献していきます。

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