INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
レノボ・ジャパン株式会社 vol.4 N.C

業界のLeading Company vol.1

レノボ・ジャパン株式会社 vol.4

アジアパシフィック・オペレーション

N.C

Lenovoは世界最大のPCメーカーであり、サーバー、ワークステーション、ストレージ、スマートフォン、タブレット、スマートTVなどにおいても、革新的なテクノロジー製品を提供するテクノロジー・カンパニー。レノボ・ジャパンは、Lenovoグループによる旧IBMパーソナルコンピュータ部門のM&Aに伴い設立、NECとのジョイントベンチャーである「NECレノボ・ジャパングループ」を形成し、日本市場No.1のシェアを誇る。また、IBMからx86サーバービジネス、GoogleからMotorolaブランドのスマートフォン事業のM&Aを行い、新たな成長分野を築く。特色としては、日本のものづくりを継承する「ThinkPad」を主力製品とし、欧米とアジアの企業が1つになったグローバル企業であること。ダイバーシティ(多様化)にも先進的に取り組む。

公開日:2016年11月28日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

エンジニアとしてフランスから日本へ、2つのカルチャーに多くを学んだ

キャリアについてお伺いさせてください。

lc01_04_02大学卒業後、ITエンジニアとして、グローバル展開をしている自動車部品メーカーに入社しました。入社して間もなく、進出先の日本工場における基幹業務統合(SAP)プロジェクトで募集がかかったのです。

もともと兄が日本に住みついてしまうほどの日本贔屓だったので、学生時代に一度遊びに訪れていましたが日本語は話せなかったですし、それほど深い関心ももっていなかったのです。それでも、「海外で働きたい」と思っていたので迷わずその社内公募に手を挙げました。これが10年ほど前のことですが、それからずっと日本で暮らしています。

日本ではどのような仕事に携わったのでしょうか?

日本へ着任した当時は、日本法人に身を置く形だったので、日本的考え方とフランス的考え方のミドルグラウンドを見つけるのに苦労しました。今から思えば、仕事も語学もエキスパートではなかったと反省するのですが、日本では納期や品質など厳しくジャッジされる事柄に対して、フランスではそれほどシビアではなかったりします。若かった私は、ああしろ、こうしろと、両方から相反する方向でプレッシャーをかけられるわけです。最初は相談できる人もいなくて、自分で解決策を見つけていくしかないと思い行動していましたが、同僚やサプライヤーとじっくり話をする中で、解決策を見つけ出していく術を徐々に身につけることができました。

そのうちに業務統合のプロジェクトがひと段落し、仕事の内容がチャレンジングなものから「問題がなければそれでよし」と管理するだけの平坦なものに変わってきました。そんな時、ちょうど購買部で公募があり、購買部への異動を希望したのです。最初に手をつけたのは、購買部門のパフォーマンスを上げるためのコスト削減につなげるリポーティング・システムの構築でした。そのオートメーション化を進めた頃、今度はバイヤーの仕事をしないかと声がかかったのです。ここでは様々な部門と連携を取りながら、「新しい部品を作りたい」となると、まずプロトタイプを制作し、サプライヤーと打ち合わせしながら製品化につなげ、生産計画に応じて価格交渉まで行うという全体のプロセスを見ていました。必然的にコミュニケーションが今まで以上に大切になってくるので、この時には日本語を猛勉強しましたね。日本流「飲みニケーション」にも積極的に参加して、リレーションシップを築いていった頃です。

学んだこと、良かったことはどのようなことでしょうか?

1つは、メンタルを鍛えられたことです。特に、異文化がぶつかり合うプレッシャーの中で仕事をしてきたので、相手の気持ちを尊重しながら落とし所を探る器用さが備わったように思います。以前は完璧主義だったのですが、パーフェクトではなくても、少しずつ前進すればよいと考えられるようになりましたね。もう1つは、自信がついたことです。困難を乗り越えてきたことで、達成するまであきらめない自分がいる、打ちのめされてもプライドを失わない自分がいる、だから今度も大丈夫。と、自分を自分で信じられるようになりました。

 

仕事で真の喜びを味わう

レノボはどのような会社ですか。

lc01_04_03レノボは、PCメーカーとして世界トップシェアのグローバル企業になりました。最大の強みは、モバイル、PCからサーバーまで、エンド・ツー・エンドで網羅された製品ラインナップを持つ総合メーカーだということです。それらの背景には、IBM PCやNEC PCなど様々なブランドとの積極的なM&Aがありますが、経営的決断が非常に速く、フレキシブルに動く会社です。したがって、毎年新しいターゲッティングを行われ、新しいオポチュニティ(機会創出)が設けられています。現在日本法人は、レノボ・アジアパシフィック地域(日本、韓国、台湾、香港、東南アジア、南アジア、オセアニアなど)に所属していますが、PC一辺倒からタブレットやスマートフォン、サーバービジネスまで裾野を広げています。特にスマートフォンはアジアパシフィックの市場で、まだまだ拡大する余地があり注目されていますね。また、サーバービジネスにおいては、日本市場で大きな成功をおさめており、これをモデルケースとして、他の市場へ波及させていこうとしています。

レノボの第一印象はどのようなものでしたか。

lc01_04_04前職の自動車部品メーカーではとても良い経験をさせてもらったのですが、契約更新のタイミングで、他の可能性も見てみたいと思うようになりました。そこでレノボに応募したのです。品質の良さを気に入り、「ThinkPad」をずっと愛用していたことがきっかけです。採用過程において、社内の雰囲気や社風に触れたことは入社を決める大きな要素ともなりました。当時の六本木ヒルズのオフィスを訪問した時は、「なんてセンスのよいオフィスなんだ!」と思いましたね(笑)。選考を受ける中では、年齢がこうだから給与はこれぐらいだとか、キャリアはいちから始めてもらうとか、そういった紋切り型の受け答えではなく、これまでの経験を尊重してくれ、様々なことを年齢ではなくキャリアに応じて考慮してくれる姿勢が伝わってきました。ここでなら何かエキサイティングな仕事ができるのではないか、先々の可能性をもっと広げてゆけるのではないか、という期待が膨らんでいきました。

入社してから、どのような仕事に取り組んでこられましたか。

入社して、日本の生産ラインにおけるロジスティクスを担当しました。ちょうどレノボ・ジャパンとNECのジョイントベンチャーがスタートした頃で、当初の2年間は、両社の生産プロセスを統合するというビッグ・プロジェクトに携わりました。米沢工場に何度も足を運び、細かいところまで検証を重ねたりと、仕事量も半端な量ではなかったですが、皆が励まし合い、意見やアイデアを出し合い、協力し合い、チームが一致団結してプロジェクトを成功させることができました。なにより、とても楽しかったです。レノボのオープンマインドでフレキシブルな社風が、その違いをうまく取り込んでいて、一体感がありました。この仕事を通じて信頼できる仲間がたくさんできましたし、私にとっては仕事で真の喜びを味わえた初めての瞬間でした。

その後、社長直属のプロジェクトマネジメントに加わり、IBMのサーバーのシステムインテグレーションを行いました。この時はIBMのメンバーと仕事をしたのですが、複数のチームが動いていたのでコミュニケーションを大事にしました。IBMの人が「こんなにスピーディに意思決定ができるのですか。フレキシブルな社風ですね」と驚いていたことが印象的でした。私自身、これらの協業を通じて、NECとIBMなど他の企業の社風に触れられたのは貴重な経験でした。

現在は、アジアパシフィック地域における生産オペレーションとサプライチェーンを統合する部門で、Integrated Operationの任務を担っています。主な仕事はレポーティングで、担当エリア内の各工場の製造記録、出荷記録に対しての確認要請などを受け、私たちが窓口となって報告を行っています。メンバーは7名で、香港、中国、オーストラリア、インドとあちらこちらにいますので、コミュニケーションの手段はすべて英語です。このようにレノボはとてもボーダレスな会社なのです。アジアパシフィックの本社に出張すると、以前一緒に仕事をしたメンバーもたくさんいて、再会を喜んだりしています。そんな雰囲気もいいですね。

変わること、分かち合うこと、人生を楽むこと、それができる会社です

どのような人が活躍されていますか?

オーナーシップをもって仕事ができます。経営戦略がクリアにされているので、その先にある大きな目標

・ナンバーワンのマーケットに昇りたい

・よいプロダクトを出したい

・よい品質にしたい

等を共有できることが大事です。1つのタスクが発生したら、皆がサッと動いて問題解決のプロセスを踏んでいくので、スピーディに物事が展開していきます。

関連部門が横断的な考え方を持ちつつ、ダイナミックな動きとスピード感のある仕事を行う。それを楽しめるくらいの人が、いろいろな場面で活躍できるかもしれませんね。

PC市場はシュリンクしていると言われますが、次々に変化していく市場のニーズに対応できるのは、レノボのスピード感だと思っています。例えば、今年は「カスタマー・エクスペリエンス」にフォーカスしています。PCだけではなく、アプリケーション、サービス、コンビネーションなどと連動させた、これまでにないモノあるいは物事を提案できるかが課題です。新しいターゲットの絞り込み、コンセプトの決定、それをベースとしたプロセスを描き、プロジェクトが始動すれば、既存の組織を変えなければいけないことも出てくるかもしれない。それでも決断することを恐れずに動く。人も組織もとてもフレキシブルなのです。

必然的に、やるべき仕事も変化していきます。ルーティーンな仕事を望む人は合わないかもしれませんが、チャレンジすることが楽しい、変わることが楽しい、と考える人だったら面白い会社でしょうね。大きな会社になればなるほど、何かプロジェクトをしようとすると、いちいち“お伺い”を立て根まわしして、とても時間がかかってしまいます。レノボも大きな会社ではありますが、グローバルなガイダンスを根っことして、各国がフレキシブルな動き方をしているので、個々人が仕事の達成感を味わいやすい環境だと思います。

活躍するための環境として、特徴的なことはありますか?

lc01_04_05今、国境を跨いで仕事を行っていますが、レノボの情報インフラの進め方は目を見張るものがあります。例えば、PCで1クリックしたら通話できるようなシステムや、相手の名前を入力すると画面をシェアしながらチャットができるシステムなど、離れていても瞬時にコミュケーションが取れ、問題解決できる仕組みづくりが行われています。インターナショナルでニューズレターをよくシェアしているのですが、「logisticsでこんなことやりました」「大きなsavingができました」「Thanks to ○○、○○…」と、どこで何がどう動いているのかを知ることができますし、ある成功を1つの所に留まらせるのではなく、その喜びを拡散して皆で称賛し合える社風は、まさに「One Team」で働いている実感が持てるのです。

私は通勤に片道2時間ほどかかるのですが、情報インフラが整備されていますので、PCとネットワークの環境があれば移動中にもメールの確認などを素早く行うことができます。会社に到着した頃には、すぐにコア業務に取りかかれるというわけです。さらに、週1日は自宅勤務を許可されているので、最近生まれた我が子の子育てに積極的に関わることができるなど、公私ともにとても充実しています。

ただし、情報をオープンにしているだけに、失敗した時の対応もウォッチされています。ただちに失敗の原因を探り、どう対処していくのかアクションを取らないといけません。ですから、自由でイニシアティブを取れる働き方ができると同時に、オーナーシップやレスポンシビリティがともないますね。自己管理能力がとても大切になってくると思います。

この後の目標を教えてください。

目標は、レノボが世界No.1の企業であり続けること。インターナショナルにおいて、日本は大事なマーケットとしてとらえられています。例えば、日本という市場を1つの実験場とし、新しいプロセスを試し、成功させ、改善し、モデルケースとして他国に波及させる…。日本だからできることにチャレンジし、会社の発展につなげていけるような仕事がしたいですね。

レノボ・ジャパンは社員の多様性を受け入れ、一個人として見てくれる会社なので、自ら考え動き結果を出せるスタイルが、私にはとても合っています。また、共に働き、共に喜び、共に励まし合える仲間がいることも素晴らしいですね。

そして、何よりもレノボという会社に出会い、人生がいい方向に変わっていく実感があります。ですから、自らも会社に貢献できる人間として成長していきたいと思います。

N.C 氏 プロフィール

フランス出身。母国の大学でIT技術を学び、卒業後、自動車部品メーカーに入社。日本工場におけるSAPのインテグレーションのプロジェクトで来日。ネットワーキング、テレコミュニケーション、プログラミングなどに従事する。2011年11月、レノボ・ジャパン?に入社。サプライチェーン関連の仕事を経て、サーバービジネスの統合プロジェクトを成功させる。現在はアジアパシフィック全体のオペレーションに携わる。同僚のほぼ全員が海外在住のアジア人という、グローバルな環境で活躍している。

レノボ・ジャパン株式会社 vol.4

エンジニアとしてフランスから日本へ、2つのカルチャーに多くを学んだ キャリアについてお伺いさせてください。 大学卒業後、ITエンジニアとして、グローバル展開をしている自動車部品メーカーに入社しました。入社して間もなく、進...

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