INTERVIEW
企業インタビュー

 企業インタビュー
コンチネンタル・オートモーティブ株式会社 持田 伊佐人

ビジネスをドライブするPR Vol.01

コンチネンタル・オートモーティブ株式会社

コミュニケーション本部 コミュニケーション本部長

持田 伊佐人

早稲田大学卒業後、1982年、株式会社パルコ入社。その後、本田技研工業株式会社、ダイムラー・クライスラー日本ホールディングス株式会社、レカロ株式会社 営業部長、ビー・エム・ダブリュー株式会社 広報部長、デュポン株式会社 広報部長を経て、2016年より現職。

インタビュー見出し

急成長のコンチネンタル、ハートとハートのつながりを大切にした広報

・宣伝・広報以外も経験したほうがいい・自動運転技術で世界をリードする存在・オポチュニティを掴みたい人に絶好の場所

公開日:2018年7月24日
(インタビュー実施時の御所属・役職名にて
記載させて頂いております)

宣伝・広報以外も経験したほうがいい

コンチネンタル・オートモーティブに入社するまでの職歴を教えてください。

bdpr01_02高校で小林秀雄とフランス文学に興味を持ち、大学ではフランス文学を学びました。19歳のとき、パリに6カ月語学留学をして、一つの壁を越えたと感じています。まだインターネットのない時代、フランス語がろくにできない状態で単身パリに行くのは勇気がいることでした。当初はアパルトマンまで行き着くのも一苦労でしたが、終わる頃には同じ教室のスウェーデン人やスイス人と友達になっていました。また、フランスの地方に行くと、プルーストなどの文学の世界がそのまま残っているのですが、そこで農家に泊めてもらったことも良い思い出です。

文学を研究する一方、近所のおいしいコーヒー専門店でアルバイトをしているうちに、プレミアムビジネスに興味を持つようになりました。そして、就職活動で渋谷パルコを創った増田通二さんの講演会に感銘を受け、パルコに入社したのです。増田さんの下で働くのは楽しく、7年在籍したのですが、このままずっとチラシづくりを続けていてよいのかと思うようになり、転職を決意。本田技研工業の宣伝部に移りました。当時はF1が大人気で、鈴鹿サーキットで行われる F1日本グランプリはチケットがなかなか取れない時代。そこでF1関連イベントを行うなど、さまざまなプロジェクトに関わって宣伝のイロハを学びました。

次のダイムラー・クライスラーでは、新たに小型車を売り出すための既存イメージを払拭するブランディングから始めて、最終的には11年在籍し、宣伝マネジャーと広報マネジャーの両方を経験しました。特に、企業コミュニケーションを通して、外国文化を日本に紹介するプロセスが面白かったです。エッジの利いた広告を作りやすい環境が整っていて、さまざまなコミュニケーション施策を仕掛けることができました。ただ、上司から「企業を知るためには宣伝・広報以外も経験したほうがいい」と言われていたこともあって、その後レカロジャパンでは心機一転、営業部長となりました。大手カー用品チェーン店との契約を皮切りに、自動車シートのOEM受注も増やすことができ、それに伴って従業員のモチベーションも高まって、5年で売上を5倍、利益を10倍にすることに成功しました。ディーラーとの交渉は大変でしたが、相手との接点を見つけ、そこから仲良くなっていくプロセスが好きなので、苦ではありませんでした。

BMWグループジャパンでは、広報部長としてチャレンジングな仕事を行いました。当時のBMWは、オートバイやMINIなどの販売を強化している拡大期で、週単位の売上目標の中で皆が忙しく働いていました。そのなかで、広報としても次々に施策を打ち出していったのです。その後、私は一度自動車業界を離れ、デュポン株式会社に入社しました。実はBMWは、デュポンの耐熱プラスチックを使って、いち早くエンジンやパイプの軽量化を図っており、その縁で私もデュポンのビジネスを知っていました。一方のデュポンは、自動車向け製品の拡販を狙っており、自動車業界の知見を持った広報部長を求めていたのです。そこに双方の接点が生まれ、入社につながりました。デュポンは世界的な知名度は高いのですが、日本ではそこまで有名ではなく、どのようなビジネスをしているかがあまり知られていません。しかし、知名度が低いままでは自動車業界の販路を探すのも大変ですし、採用強化も難しい。そこでグローバル本社を説得して、社長に雑誌インタビューなどを積極的に受けていただきました。そうした効果もあって、自動車業界向けビジネスは上向いていきました。

その後、2016年からコンチネンタル・オートモーティブで働いています。

自動運転技術で世界をリードする存在

コンチネンタル・オートモーティブはどのような会社ですか?

bdpr01_03コンチネンタル・オートモーティブは、実はダイムラー・ベンツよりも古い会社で、1871年にドイツ・ハノーバーで産声を上げました。当初は、四輪馬車や自転車用のソフトラバー製品、ゴム引き素材、ソリッドタイヤなどを製造する会社だったのですが、創業者たちはおそらく自動車と自動車タイヤの隆盛を予見していたのではないかと思います。その後、世界的な自動車タイヤメーカーとして有名になりました。ただ、1990年代に日本メーカーとの競争で経営危機を迎えます。そこからエレクトロニクスビジネスに大きく舵を切り、2000年代前半までに約100社を買収して、ビジネス領域を大胆に変えていきました。現在は、61か国に24万人を超える従業員を雇用するグローバルカンパニーとなっており、「タイヤ部門」に加えて、シャシーおよびブレーキシステムを中心とした「シャシー&セーフティ部門」、電動化・スマートエネルギー管理・燃焼機関・排気後処理・ドライブトレイン効率化の5つのソリューションを提供する「パワートレイン部門」、インフォテインメント&コネクティビティや高度道路交通システムとの連携を図る「インテリア部門」、コンチネンタル創業事業であるゴムおよび素材開発に強みを持つ「コンチテック部門」の5部門でビジネスを展開しています。

コンチネンタルの製品群は本当に幅広く、自動車のエンジンとボディ以外の主要コンポーネントはほぼすべて作ることができます。その上、デジタルに強いのが特徴です。ですからたとえば、タイヤなどにどうやってセンサを取り付けて外界を認識するか(センス)、その認識情報をどう捉えるか(プラン)、その結果、どのようにブレーキ・ハンドルなどを作動させるか(アクト)といったことを熟知しており、車種・モデルごとにその技術をオーダーメイド・パッケージとしてお客様に提供できるのです。しかも、コンチネンタルは既存技術を組み合わせ、優れた製品を安く提供することを得意としています。そうしたビジネスと研究を積み重ねてきた結果、いまでは自動運転技術や電気自動車、HMI関連技術で世界をリードする存在となっています。

その中で、持田様はどのようなPRを展開しているのですか?

bdpr01_04コンチネンタルは、企業規模やビジネス規模の大きさ・自動車産業でのポジショニングを考えると、日本での知名度はまだ低いと言わざるを得ません。しかし、ビジネス全体が成長期に入っている中で、ユニークで面白い存在です。そのなかで、私は企業コミュニケーションの確立を期待されて入社しました。BtoBビジネスであっても、知名度の高さはビジネスの成長と採用に大きく貢献します。私は、これまでの経験と人的ネットワークを活かしながら次々に施策を企画・実行し、日本でのコンチネンタルの知名度を高めるよう広報活動に力を尽くしています。同時に、社内コミュニケーションにも力を入れています。

コミュニケーション施策は大きく「外部向け」と「内部向け」に分けることができます。外部向けコミュニケーションでは、優れたメディアやジャーナリストと密接な関係を作りながら、独自の企業フィロソフィーとイノベーションの理解を得ることで、エバンジェリスト(伝道師)を増やす取り組みを粘り強く続けています。その成果によって、メカニカルエンジニアの中でコンチネンタルの存在を知るエンジニアが急速に増えています。また、メディアの自動運転特集などでコンチネンタルの製品・技術が大々的に取り上げられると、企業からの問い合わせが増えるだけでなく、社員がそれを家族や周囲に見せることで社内モチベーションが上がる効果もあります。私たちが最終的に狙っているのは、こうしたコミュニケーションを通して、「自動車の未来技術=コンチネンタル」という企業イメージを醸成することなのです。

一方、内部向けコミュニケーションについて言えば、コンチネンタルは多くの会社を買収してきた歴史があり、複数の企業カルチャーがミックス・ブレンドしたグローバル企業です。つまり、普通に働いているだけでも十分ダイバーシティに溢れた環境なのです。実際、日本法人にも30数カ国・約90名の多様なバックグラウンドを持つ外国籍社員が在籍していますし、世界のあちこちとコミュニケーションを取ることは日常茶飯事です。社内標準語は英語で、ドイツ本社のメンバーも会議では主に英語が共通言語となります。このダイバーシティ溢れる職場環境の中で、いかに「ワン・コンチネンタル」、コンチネンタルらしい企業文化をつくっていくのか実践するのが、広報の重要な役割となります。

広報する上で特に大事にしていることは何ですか?

一言で言えば、私は「ハートとハートのつながり」を重視しています。企業情報はビジネス情報に満ち溢れていますが、その企業を好きになるかどうか、関心を持ってもらえるかどうかは、それ以上に、感情的なつながりが極めて重要です。その感情的な側面に訴えかけることが広報や宣伝活動の上でより大切になってきています。このような活動のために最近はSNSが重要な役割を果たしていますが、コンチネンタルのビジネスを知らない人たちと良い関係づくりをするためには、「ストーリーづくり」が重要です。たとえば、私たちの自動運転技術のハードスペックだけでなく、その技術を確立する上でどのようなチャレンジをしてきたか、途中にどういった失敗があったかといった「物語」を伝えることが、企業理解や好意度を上げていく重要な要素となると考えています。

bdpr01_05また、社内コミュニケーションでも、この感情的なつながりを大切にしています。その端的な例が昨年の年次全社員参加イベント「スターティングコンベンション」での「ギネスチャレンジ」です。2017年2月8日、私たちは年次従業員ミーティングの中で、「ワン・コンチネンタル チャレンジ」プログラムとして、ギネスワールドレコーズ®公式認定員立ち会いのもと、ギネス世界記録への挑戦を行いました。約600名の従業員が協力し、コンチネンタルのロゴにある「馬」を折り紙で2855個折って、それらをホチキスで連結し、1本の長いチェーンを作ったのです。結果的に、これまでギネス世界記録として登録されていた1988個の記録を見事に更新しました。これは社員の一体感を育み、仲間意識を強くするイベントとして、成功したと感じています。また、入社したばかりの私が広報メンバーと一緒にやりきったという意味でも、大きな施策だったと考えています。

それから、コンチネンタル本社は素晴らしいことに、日本文化に興味を持ち、日本の良さを積極的に取り入れようとする姿勢を持っています。たとえば、トヨタの「カイゼン」や「ヨコテン(ノウハウの横展開)」といった用語を、本社メンバーが日常的に使っているのです。日本のメンバーの多くが、こうしたところでもコンチネンタルに愛着を感じていると思います。

オポチュニティを掴みたい人に絶好の場所

どのような方を求めていますか?

bdpr01_06コンチネンタルはいまも急成長を遂げており、2020年にグローバル売上を現在の1.5倍にする目標を立てています。当然、日本法人もその成長の一翼を担う存在で、社員数も2020年までにいまの1700名から2000名レベルに増やす予定です。ですから、新たに入社する方々にも大きなチャンスがあります。特に、ドラスティックなイノベーションを企画・提案し、世の中に提供できる可能性が十分にあります。私たちの目の前には、自動運転技術を中心として、まだ誰も手を付けていない“真っ白な世界”が広がっています。この世界に飛び込み、オポチュニティを掴みたい方には絶好の場だと思います。いまの私たちには多くの引き合いがあり、人材さえいれば、新たなビジネス、新たなプロジェクトをどんどん受けられる状態にあるのです。(その意味では、特にエンジニアを多数求めています。)

ただし、新たに入社する方は、「信頼」「勝利への情熱」「自律・自立」「支え合い」の4つのコアバリューにフィットする方であってほしいと思います。お互いをリスペクトしながら、各自がビジネスを獲得する情熱を持って自律・自立した上で、誰か周囲を助けることでまた信頼を深めていくというサイクルを回していただきたいのです。それから、個人的には、何らかの分野のプロフェッショナルとして、自分からどんどん提案し、行動を起こせる方を歓迎しています。

コンチネンタル・オートモーティブ株式会社

1871年、コンチネンタルはドイツのハノーバーに産声を上げ、そこから成功の歴史が始まりました。世界中の人々が思い描くモビリティを現実のものにするサポートをしています。コンチネンタルの技術、システム、サービスソリューションが、モビリティ、輸送システムをよりサスティナブルで、安全に、快適に、カスタマイズし、より手ごろな価格で手に届きやすいものとなります。自動車産業サプライヤー、産業パートナーとして、人々の安全と健康を守り、環境を保護し、一人ひとりが思い描く未来をサポートする、そんなソリューションを提供します。世界中で働くコンチネンタルの従業員は、今日もモビリティの未来を築くための活動に取り組んでいます。

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