CONSULTANTコンサルタント

CROSS TALK

ISSコンサルタント座談会

<第3回>

転職後に活躍している人たちの
特徴

<第3回>転職後に活躍している人たちの特徴

第3回は、「転職後に活躍している方々の特徴」というテーマで話し合いました。昔と今の違い、最近の変化、コンサルタントのやりがいなど、話題はさまざまに展開していきます。
ぜひお気軽にお読みください。

集まったコンサルタント

聞き手・田中 祥子

90年代の転職では、


英語力が明確な

アドバンテージだった

Q

転職後に活躍している方々の特徴、昔と今は違うのでしょうか?

関口 真由美
林 佑悟

私は27、8年前からコンサルタントをやっていて、今日の参加者の中で1990年代を知っているのは私だけですね。じゃあ、私から。全体的にいえば、90年代は「英語力」と「勝ち取ろうとする意志」のある方が、外資系企業で活躍できる時代だったと思います。

たとえば、コーポレート・コミュニケーションの世界では有名人のAさんは、当時アメリカに留学する大学生でした。私は彼女に対して、マーケティング系のコンサルティングファームをご紹介したのですが、そのときから明確で強い意志を持った方でしたね。それから、現在は外資系コンサルティングファームの幹部となっているBさん。私と出会ったとき、彼は銀行の法人営業をしていましたが、コンサルタントのキャリアをお勧めして、最終的にある外資系コンサルティングファームに入社されました。Bさんも、そのときから気持ちの強い方でした。

林 佑悟

私は2000年にISSにジョインしましたが、あの頃は、私たちISSのコンサルタントがアメリカに直接赴いて、日本人留学生や、MBAを受講する社会人の皆さんと、頻繁にキャリア面談してましたよね。
石塚 裕のプロフィールはこちら

林 佑悟

そうですね。1990年代は、日本の優秀な社会人の方々がアメリカのMBAコースに通っていた時代で、日本人留学生も多かったですから。でもあの頃は、アメリカ留学の後、気持ちが定まらずに就職しない方も多かったんですよ。そのなかで、Aさんは際立った存在でした。彼女のキャリアの出だしをお手伝いできたのは、嬉しいことです。

林 佑悟

いまは新卒で就職活動をする際、すでにTOEIC900点以上という方が珍しくなくなってきました。英語ができるからという理由で採用されるケースは多くないと感じます。
鈴木 秀和のプロフィールはこちら

林 佑悟

いまとは違って、90年代は、特に外資系企業に入ろうと思ったら、英語力が明確なアドバンテージになったんです。現在、外資系保険会社で人事部長を勤めるCさんは、ある企業の人事部にいらっしゃったのですが、大学で専攻したファイナンスの知識を活かせる仕事がしたいという想いが強くなり、私の紹介で、米系の機関投資家向け情報サービス会社に転職しました。彼女は帰国子女で英語ができたんです。やはりそれが大きな武器となりました。

林 佑悟

確かに、当時は「英語力+α」で、外資系企業へ転職できましたよね。私も、「英語力+ITスキル」や「英語力+秘書経験」でご紹介できた方が少なくありませんでした。

林 佑悟

そこに「勝ち取ろうとする意志」が加われば、言うことなかったんです。

いま転職希望者は、

社会貢献や存在意義を

重視する

林 佑悟

1990年代は、できるだけ早くお金持ちになってアーリーリタイヤメントをするのがカッコいいと考える人が多かったように思います。あの頃は、ベンチャー界隈の皆さんが集まると、どうやったらIPOできるのか、富を築けるのか、一攫千金を狙えるのかという話題でよく盛り上がっていました。

林 佑悟

その後、2000年代は、「新しいこと」「面白いこと」をやりたい方が数多く活躍する時代だったように感じます。デジタルテクノロジーが飛躍的に進化し、どの業界でもビジネスがどんどん変わっていったため、新たなチャレンジをすること、画期的なイノベーションを起こすことに特に大きな価値があった時期です。私としては、キャリアストーリーを大きく変えるようなポジションの提案に耳を傾けていただけるケースが多く、人材コンサルタントとしてやりがいがありましたね。

林 佑悟

その流れでいうと、2000年代はマーケットが全体的に成熟したこともあって、「社会貢献」や「存在意義」を重視する方が間違いなく多くなっていますね。特に40代以降になると、その傾向が強くなるようです。

林 佑悟

たとえば以前、私が日系の大手化粧品会社にご紹介したDさんは、外資系企業で培った経験・ノウハウを活かして、日系企業に貢献したい、ひいては日本に貢献したいという想いが強い方です。Dさんはいま、その想いが実り、その会社で活躍されています。

林 佑悟

現在、日系ベンチャー企業のCHROを勤めるEさんは、数々の大手外資系企業で活躍してきた人事のスペシャリストですが、彼もまた、自分のこれまでの外資系企業でのノウハウをベンチャー企業に提供することに面白みを感じて、転職されています。

林 佑悟

DさんやEさんに限らず、外資系企業からグローバル日系企業に移る方は増えていますよね。鈴木さんの言う通り、「自分の経験・ノウハウを活かして日本を元気にしたい」という社会貢献の面も強いと感じます。また、グローバル日系企業の場合、日本にあるグローバル本社の社長・経営陣の近くで、彼らと密にコミュニケーションを取れるというメリットがあり、そのことにやりがいを感じている方も多いと感じます。

「会社・組織を変えたい」

というニーズが増加傾向

林 佑悟

この辺りで、石塚さんのとっておきのエピソードを伺いたいですね。

石塚 裕
林 佑悟

一人目に紹介したいのは、外資系IT企業で業務執行役員を務めるFさん。彼はある外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントをしていたのですが、「できるだけ早く役員になりたい」という明確な目標を掲げていました。勝ち取ろうという意志が明確なタイプの方です。驚いたのは、私がその想いに応えるべく真剣に考えて提案したポジションを、Fさんがすっと受け入れてくださったこと。突然首都圏から名古屋に行くという提案だったのですが、意図を説明する私の話を真摯に受け止めていただきました。結果的に、名古屋で活躍され、その後東京に、そして、Fさんは当時の宣言通り、いま役員になられています。その地位を得たFさんの努力の賜物です。Fさんへの尊敬の念と、Fさんの想いをお手伝いすることができた充実感でいっぱいです。

二人目は、Gさんです。当時、Gさんは外資系ファイナンス企業の営業リーダーをされていたんですが、私がGさんにご紹介したのは、外資系IT企業のエデュケーションサービス部門新規立上げのポジション。まったく畑違いの仕事です。

なぜそうなったのか、その経緯を詳しく説明すると、まずそのクライアントからのオーダーは、「エデュケーションサービス部門を、コストセンターからプロフィットセンターに変えていきたい。それを実現できる人材を採用したい。ついては、教育関連に関わったことがない人材が嬉しい」というものでした。

そこで私が閃いたのは、「リース営業のリーダーはどうだろう?」というアイデアでした。これまで何人かのリース営業の方のお話を深く伺ってきて、リース営業は、会社全体を俯瞰的・全体的に捉えなければうまくいかない仕事だと知っていたからです。リース営業経験者なら、社内でのエデュケーションサービス部門の位置づけをよく踏まえた上で、利益を生み出すスキームを構築できるのではないかと直感的に思いました。それで、Gさんにお声がけしたんですね。当然ですが、Gさんは最初、「どういうことですか?」と驚いていました。しかし、私の考えを丁寧にご説明し、「Gさんじゃなければできない仕事なんです」とお話ししたところ、エデュケーションサービス部門をプロフィットセンターに変えるというチャレンジを面白がってくださって、次の日、アプライしてくださいました。記憶に残る事例の1つです。

林 佑悟

石塚さんでなければできない提案ですね。「トランスフォーメーションの時代」に入ったこともあって、「会社・組織を変えたい」「業界・職種未経験者を採用したい」というクライアントからのオーダーは増えています。石塚さんのコンサルティング力が、ますます活きる時代になってきましたね。鈴木さんはどうですか?

林 佑悟

たとえば、外資系消費財メーカーをご紹介したHさんのケースです。Hさんは海外にいらっしゃったので、結局私と彼女は一度も直接お会いすることなく、内定が出るところまで進んだのですが、それでも私には、彼女がクライアント企業で活躍できるという確信がありました。Hさんは自由・自律を求めるタイプの方で、それがまさにクライアントの社風と合致すると思ったんです。クライアントの皆さんと私との密な関係性の構築も含めて、うまくご紹介できたケースの1つですね。

林 佑悟

逆に、自由・自律よりもお作法・型を重視する会社もありますよね。どちらが良い悪いではなく、タイプが合致すれば、うまくいきやすいということなんでしょうね。

林 佑悟

もう1つ上げるとしたら、日系化粧品会社にご紹介したIさんのケースです。入社後、Iさんは社内で高く評価されているんですが、その大きな要因は「管理会計スキル」です。そのクライアントの社内には、たまたま管理会計の仕組みづくりが得意な方が少なかった。そこにIさんが入ったことで、パズルのピースがピッタリはまったんですね。彼女の例を考えると、タイプだけでなく、スキルが合致することが重要なケースもあることがわかります。人材コンサルティングは奥が深いと日々感じます。

ISSの転職支援実績を

より知りたい方はこちら


外資系転職 成功事例 転職支援実績 利用者の声、評判

成功するためには、

器の大きさが重要になる

林 佑悟

私が外資系消費財メーカーにご紹介したJさんは、入社後にどんどん昇進して、現在はシニアマネジャーです。彼は自分の課題をよく把握できる方で、たとえば入社後すぐに、私にこうご連絡がありました。「女性部下のマネジメントができなくて困っています」。彼はそうしたことに自分で気づくことができ、なおかつ打開策もみずから考えられ、チーム内での信頼をどんどん強固にされていきました。こうした方は成功できる可能性が高いんじゃないかと思います。

林 佑悟

自分のネガティブな面、不足している面をきちんと受け止める力ですね。「器の大きさ」と言ってもよいのかもしれません。

林 佑悟

彼のように、自分自身にまつわる事実を冷静に見つめ、素直に「自分は●●ができないんです」と言えたら強いですよね。

鈴木 秀和
林 佑悟

なりたい姿、ありたい姿が明確であればあるほど、理想といまの自分とのギャップをしっかりと見つめられるのではないかと思います。ただそれだけでなく、自信も大事ですよね。自信がなければ、そのギャップを乗り越えていくことができませんから。

転職後、活躍できる人の

転職活動の特徴

Q

ところで、転職後に活躍している方々の特徴として、転職活動時にわかることはありますか?

林 佑悟

転職後に成功する方の多くは、転職活動の際、こちらを信じてくださる方が多い気がします。私たちを受け入れてくださって、一緒に転職活動をしている感じがする方が多いんですね。じゃあ、どうしたら私が転職希望者の方々に受け入れてもらえるかというと、一緒にお話する時間を「気づく・考える機会」にできるかどうかが重要だと思いますね。

林 佑悟

たしかに、Gさんが典型的ですが、普通じゃない提案に対して「面白い」とおっしゃっていただけた方は、間違いなくこちらを信頼してくださっていますね。

林 佑悟

逆に言うと、クライアントの視点に立ちすぎて「クライアントのまわし者」のようになってしまうと、信頼関係を築けないですよね。そうならないためには、転職希望者の方々の目線に立って考えることが重要だと思います。

林 佑悟

イケイケドンドンの成長期から成熟期へと労働市場は変化してきました。
転職希望者の方々に信頼いただけるように、私たちは、市場などの変化にも敏感に適応するコンサルタントでありたいと思います。

CROSS TALK

総括

転職後活躍している人たちの特徴は、労働市場・経済状況にも左右されながら、少しずつ変化してきている。「英語力」と「勝ち取ろうとする意志」から、「新しいこと」や「面白いこと」への関心、そして「社会貢献」や「自分の存在意義」に。ただ変わらないのは、意思がある人が活躍しているということ。変化の激しい時代だからこそ、目的意識をもち、自らのキャリア・人生を切り拓いていくことが大切になってくるのかもしれません。

座談会TOPへ戻る

おすすめの転職・求人情報はこちら

転職のご相談、求人への応募・お問い合わせには、
まず無料登録をお願いします。

業界専門のコンサルタントが転職をサポート 無料登録はこちら

SNS

企業インタビューやセミナー
業界転職情報をお届け!

Arrow