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【第17回】株式会社シマンテック スペシャルインタビュー

株式会社シマンテック 〜シマンテックで働く魅力と求める人材〜 テクノロジー統括本部 執行役員 統括本部長 足立 修 氏
〈プロフィール〉
大学卒業後、外資系コンピューターメーカーに就職、SEとして17年間勤務。その後ソフトウエア会社に転職しサポート業務に携わった後、ITデリバリーサービス会社のマネジメント職に従事。その後ベリタス社に転職、シマンテックとの合併により現在に至る。

Q.まず、会社の概要について教えてください。

 シマンテックはより安全で信頼性の高いITシステムを構築していくためのIT基盤(インフラストラクチャー)全般に関わるソリューションを提供するソフトウエアベンダーです。いまは40カ国以上で事業を展開しており、独立系のソフトウエア企業としては世界第4位の売上高(2007年度52億5000万ドル;非GAAPベース)を持っています。製品領域はウイルスやスパムをはじめとする外部リスクからIT環境を守るためのセキュリティ系ソリューションから、ストレージ管理やバックアアップ等のシステムの効率化やさまざまな障害からの保護を実現するためのソリューションを展開しています。ワールドワイドでの、売上構成は、「ノートン」ブランドで販売しているコンシューマ向け製品が全体の3分の1を占め、企業向けのセキュリティ系とストレージ系で残りを二分しています。
 1994年に設立された日本法人 株式会社シマンテックは、日本市場のニーズや環境に適した製品の販売およびサポート、コンサルティング、教育プログラムなどを提供しており、従業員数は約500名です。拠点は東京に本社を含め2拠点、さらに名古屋、大阪、福岡に営業所があります。

Q.2005年にベリタス社と合併しましたが、どのような効果が表れていますか?

 製品的にもマーケット的にも両社で重なる部分がなかったので、ソリューションの幅が広がり、営業力が飛躍的に向上したのが、一番わかりやすい効果ですね。もともとシマンテックはブランド力がありコンシューマからミッドマーケット市場に強みを持っていましたし、ベリタスはOEMも含め、大手企業に対するビジネスに強みがあった。ですからお互いの補完関係によりマーケットを広げることができました。
 社員の立場から言えば、自分がプレーする場を、より幅広いフィールドから選べるようになったし、一つのことを深く追求していくこともできるようになりました。

Q.今後の方向性としては、どのようなことをお考えですか?

 マーケットを図で示すとピラミッド形になるのですが、それを3分割した最上部が大手企業を対象としたエンタープライズ市場、中間部が従業員数500〜1000人規模のミッドマーケット、そして下部層がコンシューマ市場です。この3つのマーケットに対してそれぞれ営業組織を配置し、異なるアプローチでソリューションを提供しています。エンタープライズ向けには、より業種業態に特化し、コンサルティングサービスとの連携を強化した営業モデルを推進していこうと考えています。ミッドマーケットはパートナー各社との連携が重要で、全国展開を更に拡大していくため、各地方地場のパートナーとの直接的な連携を軸に地域に根付いた活動も強化を進めています。そしてコンシューマ市場はノートンブランドの製品を今後も幅広く展開していくと同時に、一般消費者の皆様のセキュリティに対する意識の向上と理解を深めるため、さらに様々な啓蒙活動を展開していきます。もうひとつ重要な戦略として、サービスビジネスがあります。企業のセキュリティ全般をアウトソースできるマネージドセキュリティサービスや様々なxSP企業とのタイアップビジネスなどにも更に力を入れています。
 シマンテックでは「つながる世界、つなげる安心」をテーマに掲げ、個人から大企業にいたるまで、あらゆるリスクからITシステムを守っていくためのインフラ・ソフトウエアのすべてを提供できる唯一の会社としての存在価値を高めていこうと考えています。法人、個人を問わず、お客様の情報システムの安全性を確保することで、企業としての社会的責任を果たしていきたい。そのためにも内部開発、買収などさまざまな方法で、提供できるソリューションの幅を広げていくことを当面の課題としています。

Q.シマンテックの社風として特徴的なことは何でしょうか?

 変な言い方ですが、悪人がいない会社です(笑)。社員同士で競争はありますが、そのために誰かを陥れようとか、利用しようといったことがないんですよ。まだ会社が若く、成長途上にあるためか、社内派閥とか、社内政治というものがない。今は伸び続けることで精一杯で、そんなことやっている暇がない、というのが本当のところかもしれませんが。善人ばっかりというと嘘になりますが、とにかく悪人はいませんね。
 また、一度辞めた社員が戻ってくるケースが結構多いことも特徴かもしれません。SEだと1割くらいがそうじゃないかな。外に出て、シマンテックの良さがわかって戻ってくるんですね。辞めた人間が戻ってきて、また楽しく働けるという会社の大らかさ、懐の深さがあります。
 あとは、全社員でパーティーをやったり、クラブ活動やボランティア活動を奨励したりして、社員同士の仕事を離れたコミュニケーションの機会を多く持てるようにしていますので、会社の雰囲気がとても開放的で明るいですね。また、毎週金曜日には『Yellow Friday』といって、カンパニーカラーである黄色をなにか身につけて仕事をする、ということもやっています。

Q.対外的には、どういう会社であろうとしているのですか?

 安全、安心、信頼性といったことを前面に出して製品・サービスを提供しているのですから、そこで働く人間も社会から信頼されなくてはいけないと考えています。私の部署では、カスタマーファースト、プロフェッショナル、リーダーシップの3つをモットーにして日々の仕事を行っています。潜在的なお客様も含めてすべてのお客様の役に立つように、プロとしての判断・行動を主体的に、プロアクティブに行おうという意味合いです。

Q.シマンテックで働くことの魅力としては、どんなことが挙げられますか?

 会社として常に最先端のテクノロジーを追い続けていることが大きな魅力になっているようです。製品領域も市場領域も広いので、自分が興味のあるテーマを深く、広く追求していける。自分でアイデアを考え、企画を立てて、これをやりたいと主張すれば、実現できる自由な環境がありますよ。ジョブポスティングなどを使用して部門間の異動についても、本人の希望を聞いてもらえますし、グローバルな異動も可能です。

Q.足立さんのこれまでのキャリアを簡単に教えてください。

 大学卒業後、外資系のコンピュータメーカーでSEを17年間やりました。自分としては一人でコツコツやるよりも人を巻き込んで何かをやるほうが好きですし、得意でもあるので、SEとしてプリセールスからかかわり、顧客企業にシステムを導入して、運用を開始してオペレーションが安定するまで、だいたい1プロジェクト3年ぐらいのサイクルで仕事をしていました。
 その後ソフトウエアベンダーに移ってサポートに関わったあと、ITデリバリーサービスの会社に移りました。そこでは部門をマネジメントする立場になったので、新しい仕事の経験を積むことができましたが、サービス会社としての性格上、安全で確立された技術を扱うので、新しいものを試す面白さがない。技術者としての自分を考えたとき、このままでは技術の進歩から取り残されてしまうと思い、その頃ソフトウエアの最先端を走っていたベリタス社に転職する決断をしたのです。
 ベリタスではSEをまとめる立場で仕事をし、シマンテックと一緒になってからは製品担当の新部門を立ち上げたりして、いまはまたSEを統括しています。

Q.シマンテックで活躍できるのはどのような人材でしょうか?

 相手の立場に立って考えられるカスタマーファーストの人は、お客様からも頼りにされますし、そのうえで技術者としてプロ意識を持ち、プロアクティブに引っ張っていけるような人がよい結果を出していますね。
 前職がベンダーのSEであったり、システムインテグレーターだったりと、バックグラウンドはさまざまですが、仕事に対する基本姿勢という意味では、私の部署のモットーでもある、カスタマーファースト、プロフェッショナル、リーダーシップを兼ね備えている人が活躍しています。

Q.では、どのような人材を求めておられますか?

 また変な言い方かもしれませんが、嘘をつかない人ですね(笑)。本当のことを全て言わなくてもいいけれど、嘘を言ったら絶対に信頼されませんから、嘘をつくことは致命的な欠点だと思います。
 アグレッシブな人ばかりだと組織が浮ついたりもするので、ジックリと構える人、物事を深く追求するような人、浅く広くやりたい人など、いろいろな人に来て欲しいと考えていますが、人から信頼されるということがベースには必要ですね。

Q.シマンテックに応募しようと考えている人にアドバイスをお願いします。

 仕事を通してお客様に貢献する、社会に貢献するという意識を根底においた上で、3年後、5年後、10年後に自分はこうありたい、という将来的な目標をしっかり考えてほしい。それを持っている人は、入ってから能力を十分に発揮して成長していけますから。
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