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外資系転職ISS TOP >  外資系スペシャルインタビュー > 金融業界 > 【第11回】ボストン コンサルティング グループ特集〜経営戦略コンサルタント スペシャルインタビュー Vol.1〜

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【第11回】ボストン コンサルティング グループ特集
〜経営戦略コンサルタントスペシャルインタビュー Vol.1〜

ボストン コンサルティンググループ特集〜経営戦略コンサルタント スペシャルインタビュー Vol.1ー〜

〈滝波 純一氏 プロフィール〉
1991年京都大学工学部精密工学科卒業、93年同大学院工学研究科修了。東レに入社し、ソフトウエア開発、商品企画、マーケティング、事業開発などに携わる。在籍中にカリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学してMBAを取得。2003年にBCG入社。現在は、消費財、ヘルスケア、情報通信等の業界を中心に新規事業立上げ、事業戦略、マーケティング・営業強化戦略などのプロジェクトを手がけている。

【2006/11/16 公開】

BCGに入られるまでのキャリアについて教えてください。

 京大の工学部で精密工学を学んだ後、大学院で人工知能を研究しました。それから、尊敬するコンピュータ関係の研究者がいた東レに入り、エンジニアリング研究所でソフトウエアの開発に携わるように。部署としては当時20人ほどの規模で、3〜5人でチームを組み、プロジェクト方式で開発していました。

 当時はITがビジネスとしても脚光を浴びていた時期で、東レもITを注力領域の1つと位置づけていました。そのような環境下で、我々がいた部署も新事業部門の1つとしてソフトウエアの事業化を推進することになりました。ただ、当時は小所帯で売上規模も小さかったから、自分たちで何もかもやらなくてはいけない。開発したソフトを企業や研究機関に売り込んだり、海外へも進出するため、マーケティング的なことにもチャレンジしました。

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MBAを取得するためにUCLAへ留学されていますね。

 ソフトウエア事業を大きくするために、事業開発や海外の代理店開拓などに挑戦していたのですが、技術者が見よう見まねでやっても、限界があるのではないかと感じるようになりました。それで、経営を基礎からしっかり身につけるために、MBAを学ぼうと思い立ったんです。幸い東レには海外留学制度があって、年に数名社費で留学できる。

ただ、その資格があるのは30歳までで、僕は当時32歳になっていたんですよ(笑)。それでも人事部に談判して認めてもらい、審査面接では新事業を成功させるためにMBAの知識が不可欠なんだと力説して、留学させてもらいました。

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けれども留学中に会社を辞め、自費でMBAを取得し、帰国後にBCGに入社されました。何があったのですか?

留学当初は、MBAで経営を学んで、その知識をもって東レのソフトウエア事業を大きくしてそのマネジメントに携わりたい、将来的には独立した会社にしていきたい、と考えていました。ところが、勉強しながら自分なりに競合環境を分析したり、市場ポテンシャルを研究する中で、いろいろな現実が見えてきて、端的にいうとそれは難しいんじゃないかと思うようになったんです。もちろん、その判断が正しいかどうかは分りませんが、少なくとも当時は相当悩みました。

一方で、学ぶほどにロジカルな思考過程が技術職と通じる経営が面白くなり、実践してみたいという気持ちが強くなってきました。といってもいきなり起業は無理ですから、コンサルティングファームで実践的に経営の勉強をし、経営者として事業と組織を動かす力をつけたいと考えるようになったんです。MBAのクラスメートたちが、僕より年下なのにすごく優秀でショックを受けたんですけど、聞くとコンサルや会計事務所で働いていた。そのことも影響していますね。

もちろん、会社を辞めれば、会社や送り出してくれた部署の期待を裏切ることになるわけですから、相当に悩みましたよ。それでも、新しいフィールドで自分を試したいという気持ちが強かったし、会社の先輩や友達に相談したら、「自分のやりたいことをやったほうがいい」と言ってくれた人も多くいて、踏ん切りがつきました。

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数あるコンサルティングファームの中でBCGを選ばれた理由は?

留学中、日本からリクルーティングに来ていたBCGの人に、いろいろ話を聞いたんです。それまでコンサルティングファームというと、超エリート集団で、社内で苛烈な競争をしているイメージを持っていたんですが、話を聞くとずいぶん違う。

BCGではコンサルタントがチームを組み、協力しあいながらプロジェクトを進めていくのだと。しかも、プロジェクトはクライアントと一緒に進めるから、経営トップやそれに近い人たちと一緒に仕事ができる。会社にとって重要な局面にいつも立ち会うことができる。それなら幅広く、いろいろなことが学べるのではないかと、心が動きました。

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BCGに入られてから、戸惑ったりすることはありませんでしたか?

 周りの人たちの仕事のスピードに慣れるまでが大変でしたね。たとえば、あることをしようとなったとき、以前なら1〜2週間でという構えでよかったのが、明日までにとか、夕方までにという感じ。時間の軸が違うし、密度が濃いんですよね。

入ってから2週間前後は、コンサルタントの基礎スキルを学ぶためのトレーニングと、プロジェクトのシミュレーション。それで仕事全体の流れを確認し、走る準備をして、あとは実際にプロジェクトにかかわりながらOJTで学んでいく。BCGでは、最初の数年はコンサルタントとしての幅を広げるために、さまざまな業界、業種、テーマのプロジェクトをやります。当然、その業界や業種について知識が不足していたり、新しいテーマでわからないことがあったりする。そんなときは週末に1人合宿と称して部屋にこもって、必死で資料や文献に目を通しましたね。

振り返ると、なぜか3カ月ごと位に新しい挑戦課題が出てきて、それを乗り越えることでステップアップしてきたように思います。期待されるものがどんどん高度になるので、そのたびにどうすればできるかを考えてきました。

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コンサルタントの仕事の面白さは、どういうところにありますか? 相当にハードで、なかなか休みも取れないというイメージがありますが。

クライアントとチームを組んで難しいプロジェクトをやり遂げるために、みんなが持っている力を集めて極大化する、テコの役割を果たせることですね。そうやって、世の中に大きなインパクトを与えるような仕事に、次々とかかわっていける。自分たちの成果が日経新聞などで報道されると、BCGの名が載っていなくてもうれしいですよ。「世の中のために頑張っている」という誇りを持ち続けられますね。

たしかに仕事はハードです。プロジェクトが忙しいときには、朝から夜遅くまで働きづめになりますから。でも、それだけ価値のある仕事だと思いますし、達成感も大きい。それに基本的には、仕事のやり方は自分で決められる。僕は朝型のワークスタイルにして、夜はできるだけ家族と過ごすようにしています。

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BCGの強みや魅力については、どのように感じておられますか?

 これはBCGのカルチャーだと思いますが、我々のコンサルテーションやサポートがクライアントに良い影響をもたらすことで世の中に貢献する、”Make it happen”ということに対して、スタッフ全員が強いこだわりを持っている。ですからクライアントとは常に2人3脚でプロジェクトを進めますし、夜更けまで侃々諤々の議論をすることもあります。

また、コンサルタント同士も非常に協力的で、社内のお尋ねメールに「○○について調べていますが、良い情報がありますか」と流すと、短時間のうちにいくつものレスポンスがある。こういう「教えあう」文化が日本だけでなく、グローバルに定着しています。それが仕事のクオリティやスピードを高め、BCGの強みを生んでいると思います。

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最後に、これからBCGに入ろうとする人たちに、メッセージをお願いします。

自分を成長させる場としてこれ以上のところはありませんから、コンサルティングファームに興味を持っていたり、働きたいと思っていたりするのなら、どんどんチャレンジしていただきたいと思います。

僕自身、コンサルタントのハードな現場に入ってやっていけるのか、価値あるアウトプットを出せるのか、不安はいっぱいありました。でも、BCGではみんなが協力しあって個々人の良いところを伸ばそうとするので、プロジェクトにチームの一員としてかかわるなかで、マインドとスキルがどんどん磨かれ、自分に自信を持てるようになりました。大げさではなく、日々、自分の成長を実感できると思います。

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