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外資系スペシャルインタビュー

【第10回】ISS転職イベント2005 in US 『MBAとキャリア』インタビュー

サンダーバード大学
ISS転職イベント2005 in US 『MBAとキャリア』インタビュー
Thunderbird MBA

2005年10月中旬にISS主催で行われたUS転職イベント。Los AngelesとNew Yorkでの社会人向け面談、そしてPhoenix、サンダーバード大学でのMBA留学者向け面談は多くの方にご参加いただき、実りあるイベントとなりました。 トップビジネスパーソンには既にファンダメンタルとなっているMBA。現在サンダーバード大学でMBA留学中の方2人に『MBA取得とキャリア』についてインタビューを行いました。

Thunderbird MBA 飯塚 仁 氏

これまでの経歴を簡単に教えてください。

サンダーバード大学

大学卒業後、地方銀行に就職しました。2年間のOJTの後、運良く希望が通り米国で9ヶ月間の語学研修並びに米国の銀行でインターンシップを経験しました。帰国後、海外支店勤務を希望していたのですが、国内外で金融危機が起こっていたため、海外にある支店は撤退もしくは縮小ということになり、国内支店への配属となりました。しかし、どうしてもインターナショナルな場で仕事をしてみたいという気持ちが強かったため、悩んだ末に、入社4年目の終わりに外資系医療機器メーカーへ転職しました。

 転職先は、ファイナンス部門での採用でした。まずはCredit Analystから始め、Pricing Analyst、Financial Analyst を経て、最後にある事業部門のFinance Managerとして働きました。具体的な仕事内容としては、4半期売上と利益の予測、利益分析、短期計画と長期計画の立案、ベースコスト分析ならびにコストリダクションプランの作成、全ての取引についてのプライス・コントロールが主なものでした。非常にタフではありましたが、決裁権限が広く、責任の重い仕事だったので、やりがいは感じていました。この会社で計5年半仕事をしました。

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その後、MBA留学されたわけですね。

 何人かのMBAホルダーの上司から、「チャンスがあったらMBA留学したほうがいいよ」と勧められていました。また、ファイナンス担当だったので、取締役会に出る機会がよくあったのですが、例えば、ファイナンス部門の人でなくてもファイナンス的な視点を多くの人がもっていることに驚きました。あとから知ったのですが、ボードメンバーの多くがMBAホルダーだったのです。その時、MBAで学ぶ内容というのはビジネスにおける共通言語のようなものだなと感じました。

 現時点では今後もファイナンス分野で仕事をしていきたいと考えています。その場合セールスやマーケティング・戦略・効果的な人材の配置や組織形態など、マネジメントの基本を理解した上で、経営全体の視点からファイナンスを捉えることができれば、より付加価値の高いプランニングや分析を経営者サイドに提供できるのではないかと考え、MBA留学を決意しました。

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留学先にサンダーバード大学院を選んだ理由は。

 実は、期間(1年)や費用の点から、フランスもしくはイタリアといったヨーロッパの大学院を最初は考えていました。またヨーロッパのカルチャーを学びたいという動機付けもありました。しかし、周りのMBAホルダーから、MBAを取得するのなら本場ともいえる米国のほうがよりいいのではないかとアドバイスをもらいました。

  サンダーバードを選んだ理由としては他の米国の大学院と比べ、米国人の割合が少なく、ヨーロッパ・南米・アジア・アフリカと全世界から学生が集まり、“Diversity”を特徴にしているということが、選ぶ際の大きな決め手となりました。最終的には、Campus Visitをして、温暖な気候を含め、ここの環境が気に入ったので決断しました

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入学して1年ちょっとになりますが、いかがですか。

 最初は、グループワークの進め方に戸惑いやストレスを感じたこともありました。例えば、マーケティングのグループワークでは、アメリカ、インド、ケニア、台湾など国籍が異なる6人のメンバーで、実際のブランド商品を選び、どのように中国市場に売り込むかというシミュレーションをし、1回3時間のグループミーティングを週に2度、3ヶ月間行ったのち、レポートにまとめました。

  当然、メンバーそれぞれの考えが全く異なるので、チームとして意見をひとつにまとめるのが大変でした。考えの違いは、主にはバックグラウンドの違いから生じていると思います。私は日本ではどちらかといえばイニシアチブを持ってミーティングに参加するほうでしたが、このチームでそれをやるとチームとしての落としどころが見つからなくなる可能性があると考え、あえてフォローワーに徹しました。

  ここではひとりひとりのチームメンバーの意見が違うのが大前提。今では、最初から他人と意見や方向性が一緒だと、逆に不安になったりします。他人との意見の相違を認識した上で、どこにグループとしての意見を落とし込んでいくか。その作業は非常に時間がかかりますが、終わると充実感を得られたりもします。「他人の意見を尊重する」というのは、ごく当たり前のことですが、簡単なことではないと日々感じています

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今後のキャリアについてのお考えは。

 職種としては管理会計部門でのファイナンシャルアナリストもしくはビジネスアナリストが希望です。できれば、日本や米国とはカルチャーが異なる、ヨーロッパ系の企業でチャレンジングな仕事をしてみたいです。またビジネスを通じて、これまで知らなかった国や文化に触れ、自分の視野をさらに広げたいと考えています。それによって、より深く自分を知ることにもつながるのではないかとも思っています。

 今回のMBA留学で得た知識・経験・考える力・コミュニケーション能力を、次の仕事に活かしていきたいと考えています。

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Thunderbird MBA 高橋 知宏  氏

これまでの経歴を簡単に教えてください。

サンダーバード大学

 大学卒業後、大手建材メーカーへ入社。法人向け営業からスタートしました。3年程経過し、新規開発事業における企業分析、財務状況調査という仕事を兼務することになりました。この経験を通じ、ファイナンス業務への適正を自覚し、プロとしてファイナンス業界で働きたいと強く思うようになりました。また、世界的に標準化されつつあるファイナンスの知識は将来的にも有意義と考えました。

  語学とファイナスの基礎を短期間で身につけ、有効なキャリアチェンジをする為にMBA取得を決意しました。

  留学準備の為、退職してしばらくは義兄が始めた飲食業の財務マネジメントを手伝い、また多少の自己資金で株式トレードをしていました。

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留学先にサンダーバード大学院を選んだ理由は。

 一番の理由は、学生の構成比率がとてもグローバルで、世界中の180を超える国々から学生が集まっている点です。アメリカ人が8割、9割という大学では、どうしても彼らのペースで物事が進みます。それに対しサンダーバードでは、私も多様なバックグラウンドを持つ学生の一人として、チームワークに溶け込みやすいと考えました。

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授業はいかがですか。

 ファイナンス系を中心にとっています。ファイナンスの基礎知識がほとんどなかった分、すべてが一からの吸収で面白く、MBAの価値を高く認識できています。特に、ファイナンスの視点から行うビジネスアナリシス・バリュエーションのクラスは興味深く、将来もその方面を専門にしたいと考えています。聴講ベースのクラスも多いのですが、ケーススタディもあり、多国籍のチームメンバーと組み、個性の違いやコミュニケーションにも学ぶところが大きいです。

  今年の夏には3ヶ月間、GEキャピタルにてインターンシップを実施しました。コンペティティブ・アナリシス・ベンチマーキングというポジションで、一般に入手可能な情報から競合他社の財務諸表をGEベースに修正し、比較指標を創造・分析し、他社のベンチマークと自社のポジショニングをします。MBAで学んでいるファイナンスの知識は勿論、これまでのマーケティング経験も有意義に活用することが出来ました。数字だけにフォーカスするファイナンスに偏った判断ではなく、自分の目指している経営的観点から見るファイナンスを学べた事が、このインターンでは大きな成果でした。

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学生生活についても教えてください。

サンダーバード大学

 サンダーバードの特徴は、とにかく生徒がバラエティに富んでいるということです。文化的にもそうですが、質的にも「やる人」「やらない人」の差が大きいように思います。クラスで使用するテキストや授業内容は、他の有名MBAと変わりません。問題は、自分がどれだけやるかです。

 毎日のスケジュールですが、私は夜型なので、大学から戻るとまず睡眠をとり、夜中から朝まで勉強し、そのまま授業に出るということが多いです。

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今後のキャリアについてのお考えは。

 投資銀行業務におけるビジネスアナリスシスやバリュエーションのポジションを希望しています。将来的にはファンドのマネージングを見据えています。

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