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外資系スペシャルインタビュー

【第8回】「コンサルティングファーム-トップエグゼクティブに聞く」

ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン ディレクター 山本真司氏
「コンサルティングファーム-トップエグゼクティブに聞く」
山本真司氏インタビュー
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン
ディレクター
「20代仕事筋の鍛え方」
「20代仕事筋の鍛え方」
〜成功し続ける学習スキルを磨け〜
定価(税込):1365円
四六版: 224 頁 
発売: 2005年8月19日
出版社: ダイヤモンド社
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プロフィール
1958年生まれ
慶應義塾大学経済学部卒業
東京銀行勤務
シカゴ大学経営大学院留学。名誉MBA(MBA with honors)取得
ボストンコンサルティンググループ勤務
A.T.カーニー勤務。極東アジア共同代表、戦略・組織グループアジア代表などを歴任
現在ベイン・アンド・カンパニー ディレクター

国際金融スペシャリストからMBA取得、戦略系コンサルタントへの転身…。イギリスの国際金融情報の世界的専門誌「Euromoney」が発表した207名の世界トップコンサルタントに日本人として唯一選出される。著書も多く、シリーズものとして「40歳からの仕事術」、「30歳からの成長戦略」、そして新刊となる「20代仕事筋の鍛え方」を執筆。これまでの体験を振り返りながら、各世代での働き方とキャリアアップのポイントを伺った。

20代でのキャリア構築をお聞かせ下さい。

ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン ディレクター 山本真司氏

大学卒業後、海外に行けるチャンスの強い東京銀行に就職しました。支店で外国為替業務を経験後、MBA取得のためシカゴへ留学しました。帰国後は本店でデリバティブ関連を担当、その後ファンドマネージャーも経験しました。計7年半の在職後、ボストンコンサルティンググループへ転職しました。転職の理由は、まず国際金融の仕事を徹底して学び、1サイクルを経験し終わったと感じたこと、そして30歳直前で新しい事に挑戦したい気持ちもあり、自分の経験が少ない戦略やマーケティングを学ぼう、と思いコンサルティング会社を選びました。

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30代でのキャリアアップのポイントをお聞かせ下さい。

当時は、企業の人間として生きることが社会人、と言う空気が強かったので、日系銀行から、自立・自己責任をシビアに問われる外資コンサルティング会社への転身には初めは戸惑いを感じました。スキルの面でも、ファイナンシャル分野に知識が偏っていたので、マーケティング、戦略、ロジカルシンキングという、今では良く聞く言葉の概念がピンとこなくて、その勉強を1からやりました。ゆっくり学んでいる時間はなかったので、たくさんの書物をかき集め数日で要点を吸収する、と言う繰り返しでした。「戦略とは」というひとつのサイクルを、人に説明できるレベルにまで習得するには3年程度かかりました。私は出来合いのマニュアルを使わず、独学で何度もひっくり返りながら進むタイプなので、人より時間がかかったかもしれません。戦略概念を習得した後、4年目以降に課題となったのは、人の共感を得るコミュニケーション力です。新刊「20代仕事筋の鍛え方」にも書きましたが、戦略を学び一歩踏み出したと思っていたら、反作用として弱い部分が顔を出す、この場合コミュニケーション力です。次の一歩を踏み出す為、またここで多読です。社会学、哲学、宗教、心理学、古典文学、色々読み、直接関係がないものからもヒントをみつけ、段々うまくプロジェクトをこなせるようになりました。しかし、コミュニケーションテクニックは習得しても、精神的部分で本当に自分を「無」にする、と言う事が出来ず矛盾に悩みました。在籍7年半で、やはりコンサルタント業務の基本的1サイクルを終了したと感じ、退職を決意しました。約2ヶ月休み精神的滋養をつけた後、A.T.カーニーに転職しました。

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40代へ向けたキャリア展開のポイントをお聞かせ下さい。

ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン ディレクター 山本真司氏

新しいタイプのコンサルタント、という当時のA.T.カーニーのコンセプトに惹かれ、何か違う事が出来るかもしれないと思い入社しました。仕事は、まず周囲の人とコミュニケーションをとり、理解する事からはじめました。クライアントも担当し、しばらくコンサルタントをするうち以前から課題としていたコミュニケーションにおける矛盾の克服ができるようになっていました。きっかけは本音でアドバイスをくれたクライアントとの出会いかもしれません。素直に自分の悪いところを受け入れる事を心がけているうちに仕事が楽しくなり、業績も上がってきたのが最初の3年間くらいです。学んだポイントは「クライアントの成長・利益には十分欲を出し、自分の事には無欲で働く」。その後、逆にクライアントから「ロジカルシンキング」や「戦略」がよくわからない、と相談され、空き時間に勉強会をやったりしました。このときの経験をモデルにして書いたのが「40歳からの仕事術」です。また、多くの企業トップと接するうちに、自分と経営者は違うものを持っていて、自分は経営者より参謀向きだ、と思うようになりました。次第にA.T.カーニーで自分が経営層に上がっていき、プレイングマネージャーでいられない事や、自分の成長が止まってしまうのではと感じた事が次への展開を考えた理由だと思います。次の展開として選んだのはフリーのコンサルタント、独立です。

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40代での独立の概要と現職ベイン・アンド・カンパニーでのキャリア志向をお聞かせ下さい。

実際独立開業していたのは数ヶ月でした。まず最初に感じたのは「自由感」です。かなり忙しく働いてはいたのですが、自分の好きな仕事だけできる事はとても魅力的でした。また、今までやらなかった事務系の作業や、インフラの整備等を自分でやった事も良い刺激でした。しかしすぐ一人で全てやる事に限界が来て、アシスタント雇用→固定費→義務感→好きな仕事だけできない、と言う「フリーの壁」にぶちあたりました。また、一人だと新しい知識や刺激の吸収が少なく成長速度が劣化する危険性も感じて、ベインへの入社を決意しました。現役でタスクをこなし、継続した成長が出来るコンサルタントを目指しています。

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最後に経営者を目指す20代から40代へメッセージを。

今の40代は如何に良い会社員になるかを考えて働いてきたと思いますが、これからは企業内でも自立を意識し、持っている事を外に出す力、「ロジカルシンキング」を学ばれる事をお勧めします。30代は10年後に活かせる力を探し、身につけること。20代は経営者になるのは40代だとすると、あと20年ある。今後継続的にどんな事でも学べる力、努力できる力、「仕事筋」を鍛える事が大事だと思います。「20代仕事筋の鍛え方」はこれを訴えたくて書きました。

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【イベント情報】   「このイベントは終了致しました」

紀伊国屋サザンシアターセミナー
「20代仕事筋の鍛え方」(ダイヤモンド社刊)発売記念
山本真司トークイベント

日時 9月20日(火)午後7時開演(6時30分開場)
会場 紀伊国屋サザンシアター(紀伊国屋書店新宿南店7階)
入場方法 紀伊国屋書店新宿南店3階、5階カウンターにて、「20代仕事筋の鍛え方」をお買い上げの方、先着400名に入場整理券を差し上げます。
問い合わせ 紀伊国屋書店新宿南店(03−5361−3301)
企画 ダイヤモンド社

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