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外資系スペシャルインタビュー

【第7回】BCG スペシャルインタビュー

ボストン・コンサルティング・グループ プロジェクトマネージャー 市井茂木氏
THE BOSTON CONSULTING GROUPスペシャルインタビュー
ボストン・コンサルティング・グループ
プロジェクトマネージャー 市井茂木氏

プロフィール
プロジェクトマネジャー 市井茂樹氏
一橋大学法学部卒。コロンビア大学経営学修士(MBA)。大手総合商社を経て現在に至る。国内・海外の主要企業に対するマーケティング戦略、ビジョン策定、事業構造改革等、幅広い経営戦略の立案・実行支援プロジェクトに参画。特に、情報通信、メディア、及び消費財分野のコンサルティング経験が豊富。

世界初の戦略系コンサルティングファームとして、豊富な経験と多くの成功事例を持つ「ボストン コンサルティング グループ(以下BCG)」。1963年の設立以来、クライアント企業が勝ち残るためのビジネスモデルの策定、それを実行するための組織能力向上支援を行なっている。今回は、自身のさらなる飛躍のために商社から転職した市井茂樹氏に、BCGの魅力やビジネスへの思いを訊いた。

現在の職務内容とビジネス近況

ボストン・コンサルティング・グループ プロジェクトマネージャー 市井茂木氏

BCGに転職して6年が過ぎました。現在は、プロジェクトマネジャーとして、パートナーの指揮の下、3名程度のコンサルタントとチームを組み、クライアント企業が競合に勝つための戦略を構築し、業績向上のための支援を行なっています。

コンサルティング会社の利用が先進国の中で少ないと言われている日本ですが、近年、クライアント企業からの依頼が随分と増えてきました。ひと昔前までは、個々の企業が自力で戦略を作って実行するというのが当たり前の時代でしたが、コンサルティング会社にお任せ頂いたほうがスピード、クオリティ面で優れていると感じる企業が増えてきたということではないでしょうか。

特に、当社のクライアント企業は、景気指標と連動するというよりも、景気の潮目をいち早く捉えて動き、他社よりも先手、先手を打ってトップグループに君臨している企業が多いようです。戦略部分に関してはアウトソーシングし、競合よりも早いスピードで、それを確実に実行することで成果を上げていくほうが得策だと感じていらっしゃるのでしょう。また、一企業の中でのみ戦略策定業務を進めていくと、どうしても視野が狭くなりがちです。そうした危険性を回避する意味でも、外部の意見を取り入れる重要性が増しているのだと思います。

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転職の動機・理由

ボストン・コンサルティング・グループ プロジェクトマネージャー 市井茂木氏

大学卒業後は総合商社に入社し、鉄鋼の輸出部門に配属となりました。海外を飛び回り、主に貿易の仕事に携わっていたのですが、入社当初からMBAを取りたいという思いがあったこと、また、経営に必要な知識を身に付けてビジネスに取り組みたいという思いがあり、社内の留学制度を利用してアメリカのコロンビア大学に留学しました。

MBA取得後は、インターネット・通信関連の新規事業を企画・開発する業務に携わることになりました。…ところが、何か物足りない。それまでは現場の視点でビジネスを行なっていたのですが、MBAを取得すると、経営の視点で物事を考えるようになる。つまり、自分の力を経営の場で試してみたいという思いが強くなったのです。

しかし、商社の経営トップと言えば、大抵は60歳、65歳にならないと辿り着けない。当時、30代前半だった私が経営に携わるなど、不可能なことでした。そんな時、BCGから声を掛けていただき、一流の大企業、それも経営トップの方々からの依頼で経営戦略を策定するというプロフェッショナルな仕事ができる点に魅力を感じ、転職に踏み切りました。

しかし、正直申し上げて、転職することに随分と悩みました。商社にいてもビッグビジネスはできるし、それなりの評価もいただいていたのですから。それに、BCGは日本企業のように、ジョブセキュリティがない、つまり、終身雇用制ではないためリスクが大きいのではないだろうか。また、頭の切れる人は多いだろうけれど、果たして人間的な魅力はあるのか、今までのような対人関係を築くことができるのだろうか…という不安があったのです。

そんな中、転職の決め手となったのは「後悔したくない」という気持ちが強かったからでしょうか。自分にしか与えられないオプションを行使しなければ、将来的に後悔することになるような気がしたのです。BCGで成功するかどうかはわかりませんでしたが、チャレンジしてそれでダメなら諦めもつく。何より、せっかくのチャンスにトライしないことが嫌だった。こうして私は、ワンステップ上の成長を目指すため、そして、自分の可能性を試すためにBCGに転職することを決めたわけです。

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企業カルチャー・仕事の進め方

いざBCGに入社してみると、転職前の不安が全くの杞憂だったことがわかりました。
まず、人間的に魅力的な人が多い。一流企業のトップと議論して、その人たちをアッと言わせる提言ができなければならないわけですから、卓越した“人間力”が必要なのは言うまでもありません。また、BCGは上下関係をあまり重視しない。つまり、立場に関係なく、自由に意見交換ができるビジネス環境が整っていました。

これは面接のときに感じたことなのですが、面接官一人ひとりに対し、私は異なる印象を持ちました。質問する内容も違えばアプローチ法も違う。要するに、どの人も型にはまっていないのです。BCGには、“多様性からの連帯”という理念があります。一人ひとりが夫々違う、素晴らしい強みや視点を持っているからこそ新しいものが生まれる、という意味です。そうした人が集まっているからこそ、クライアントが予想もしていなかった斬新な提案をすることができ、期待以上の成果を出せるのでしょう。

仕事の進め方としては、クライアントの依頼を「論点」に落とし込み、次に「答えの仮説」を考え、その仮説が正しいかどうかを証明していきます。ありきたりの答えでは面白くありません。クライアントが「こうきたか!」と驚くような答えを見つけ出さなくてはならないわけですから、最初の部分では相当に頭を悩まされます。このようにして競合に勝つための戦略を理詰めで考えていくわけです。

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採用に関して・今後の展望

BCGでは、当社のスタンダードにミートする方がいらっしゃれば、年間を通じて採用しています。お陰様で業績も大変好調ですし、優秀な人材には常に門戸をオープンにしたいと考えております。

私と同様、商社出身者も多く活躍しています。やはり、ビジネスマインドが似ているからでしょう。商社では若い頃から責任のある仕事を任され、ビジネスの「カン」が磨かれる。加えて、海外でのビジネス経験が豊富なこと、人のマネジメントに必要なコミュニケーション能力が高い…など、現在の仕事で必要とされる点を多く持っていることは強みだと思います。

BCGに入社し、一流企業のトップと関わり合うなかで、視野も広がり自分自身の価値も上がったと、何より、将来のキャリアのオプションが広がったと実感しています。今後は、クライアントが成長するための競争戦略策定にますます力を注ぎ、将来的には社会的な貢献を果たせるようになれれば、と考えています。

ワンステップ上のハードルを課して自分自身の成長につなげたい。こうした考えの人と、一緒に仕事をしてみたいですね。

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