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外資系転職ISS TOP > 外資系スペシャルインタビュー > 金融業界 > 【第5回】キャリア構築の中で:リーダーになるために必要なキャリア

外資系スペシャルインタビュー

【第5回】キャリア構築の中で:リーダーになるために必要なキャリア

ボストン・コンサルティング・グループ コンサルタント 亀井善太郎氏
リーダーになるために必要なキャリア
亀井善太郎氏インタビュー
ボストン・コンサルティング・グループ
コンサルタント

今、自分に必要なこと

Q: 簡単なご経歴をお聞かせください。

以前は金融機関におりました。産業調査を通じて、ファイナンス面からお客様の悩みを解決する業務に携わっていました。言い換えれば、バランスシートの右側の話を中心に、お客様の悩みにこたえる仕事をしてきたわけです。

そういうことを続けている中で、お客様の悩みはファイナンスからのアプローチだけでは解決できないと感じることが多々あり、事業会社の経営というものはどんなものなんだろうと興味を持つようになっていきました。それが転職のきっかけでしょうか・・・。

改めて、自分の年を考えると、今、32歳ですが、いきなり経営者をやらせてくれる会社なんてありません。だとすれば今、自分が伸ばさなければならない能力は何か、貯えておきたい経験がどんな所にあるのかを考えなければいけないと思いました。そうした観点から、いくつかの選択肢の中から、BCGは面白そうだと思ったのです。

Q: 転職せずに前職に残るという選択肢もありましたか? 残られたとしたらどのように仕事をしていかれたでしょう?

残るという道もあったと思います。 そのまま居れば、例えば関連する部署の人たちとチームを作って、今までになかったサービスを提供していくこともできるだろう、という手ごたえはありました。ただ、それが同じ事の繰り返しに見えてしまったのも事実です。つまり、チャレンジングな仕事であることは間違いないのですが、繰り返しになりますが、今自分にとって必要な事は何か、を考えた時に、違う経験をつむことが良いことだと思ったわけです。

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ディスカッションというプロセス

Q: BCGに実際入られてからギャップはありませんか?

あまり感じていません。
環境の違いに抵抗もありませんでした。とにかく一緒に働く方々が面白いと思いました。 私自身にとっては、ディスカッション・パートナーが至る所にいることが、一番大切なことです。

ディスカッションを通じて自分も成長していることを感じます。年令も肩書きも関係なく、新卒入社の人も含めていろんな人から刺激が得られますし、日々「なるほど」と思う事があります。 ディスカッションは相手が必要ですから、他の人の時間を使うという意味で、迷惑をかけていることは多々あると思いますが、そういう時間の使い方は当然のこととして、それが許される風土なので、自分には「良い会社」だと思っています。

Q: 誰かとディスカッションしていくうち、ノウハウが身について行くという実感はあるんですか?

ノウハウというよりは、自分の中で考える「プロセス」が身についてくる、という事だと思います。「深く考える」、そして、「ディスカッションをする」、その「プロセス」を通じて「新しい視点が生まれる」。そこがこの仕事の一番の辛さであり面白さだと思っています。

Q:入社して一番楽しいことは何ですか?
ボストン・コンサルティング・グループ コンサルタント 亀井善太郎氏

やはりディスカッションする場、相手がある事です。そして我々がコンサルティングさせて頂いたことで、クライアントが変化していくのを見る事は何よりも嬉しく感じます。

Q:反対に入社されて今まで辛かったことはどんなことですか?

もともと性格が鈍感なのか、取り立てて辛かったと思ったことはありません。 ただ、「深く考えること」が本当に大変なのだということを実感する毎日です。 もともと考える事は嫌いじゃなかったはずなのですが、本当に考える、考えを深めて行くという事が、まだまだ全然できていないなあと感じています。

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ヒアリング、そして、アウトプット

Q: 実際の仕事では何をしている時間が多いですか?

クライアントとのコミュニケーション、つまり我々のアウトプットをデリバリーするという部分とクライアントの考えを聞く(ヒアリング)時間、と言えるでしょう。それに、「考える」時間もそうですね。

Q: 昨年入社され、すぐにヒアリングやアウトプットのデリバリーもやっていらっしゃるのですか?

それは入社後からすぐします。30歳過ぎまでビジネスをしてきているわけですから、基本的なビジネススタイルはすぐに対応できることが前提となっているのです。ただ、先ほどもお話しましたが、「深く考えること」については、自分ができていないことを実感させられました。ある意味、予想通りだったのかもしれませんがね。

問題や課題がなぜ起きているのか深く考えてみると、問題の根は実はもっと深いところにある事にたどりつき、その根をどれだけ掘り起こせるかが重要なのです。 上澄み部分だけではなく、そこには見えていない深い部分を見て、対応をしないと本当に課題を解決するという意味で、全く意味がないことになってしまう。問題や課題を深く、深く考えること、そう言う事をその瞬間瞬間で考えられるようになる事がとても必要だと実感しています。

Q: BCGには、いわゆるエリートとして入社し、入ってみるとアウトプットを出せと叩かれる事が大変だと聞きますが…
ボストン・コンサルティング・グループ

アウトプットを出すことは確かに楽ではありません。でも、それは最初からわかっていることですし、むしろそういう能力を磨こうと思って、ここに来ているはずですから、いくら叩かれたとしても、それが自分自身の血となり肉となると思えば受け入れられるものです。とことんディスカッションしていく中で、本質的な部分について指摘を受けるのは、必要なことだと思います。

コンサルタントは考え抜いた最善のものを、お客様に提供するのが一番重要な仕事なので、その部分でギリギリ詰められても当然だと思います。 そういう意味で、「コンサルタント=エリート」というのはよくわかりませんが、「コンサルタント」と名刺に入るのが嬉しい、などという甘い気持ちで入ってはいけないのだと思います。

Q: アウトプットの評価とは?

お客様の何かを実際に動かして役に立つこと。つまり、お客様の経営にとってインパクトがあって、「もうBCGなしでもやっていける」と言ってくださることが、最終的に結果が出るという事だと思います。

Q: コンサルティングは「紙切れ」を書くだけだ、という意見はどう思いますか?

紙のデリバリーだけがコンサルの仕事とは思いません。クライアントの何が本当に変わったのかという「付加価値」を提供するのが本当の仕事だと思います。紙(プレゼンテーション)はその内の一手段だと思います。

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リーダーになるために

Q: ご自身の将来についてははどう考えていますか?

「リーダー」になりたいですね。 どんな分野でも良いのですが、リーダーとは集団をきちんと引っ張っていける人のことだと思います。引っ張っていく集団の大きさはあまり問題ではないと思っています。残念ながら、日本はまだリーダーがそんなにたくさんいないと思っています。 そして、同時に、子供達の世代に、お金とか財産とかそういうものでない、きちんとしたものを残したい、その世代のために何ができるかをきちんと考えていきたいと思います。 そんなリーダーになるために今の仕事は役立つと思っています。

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