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外資系企業のマーケティングDir.にお聞きしました。 薬学部から商社、そして新規事業へこれまでのご経歴をまず伺いたいのですが・・・ はい。東京大学薬学部に在学していました四年生の時、製薬会社に面接にいきましたがピンとこなかった(笑)ので、商社に絞って就職活動しました。 商社は何となく“大きな仕事”が出来そうだったので(笑)、何社かの面接を受け、結局「三菱商事」に入社しました。 ![]() 三菱商事でのお仕事は何でしたか? 化学品部門に約10年おりました。主として、海外においての日系企業の事業戦略立案とその施行などの仕事に携わり、いろいろな勉強をすることが出来ました。 マーケティングとの出会い![]() なぜ商社からの転職を考えられたのですか? 当時私の年代ではまだ、三菱商事を辞める人は珍しかったと思います。 マーケティングの仕事はその頃から始まったわけですね? はい。次に、コカコーラに入社しました。これは私にとってはじめて消費者と直接、向き合う仕事です。同社には3年強在籍しました。
最初はリサーチマネージャーというポジションで、一歩離れたところからブランド・マーケティングを見ることができ論理性、客観性を磨くことが出来ました。 ゼネラルマネジメントへの興味その後、ビジネス・スクールへ進まれるんですね? ここまでのキャリアの中でいろいろ経験しましたが、実は比較的早い時期から長期的なキャリア・ビジョンとしてマーケティングに固執せず、企業のジェネラル・マネージメントに興味を持っていました。
そう考えると自分には足りないものとして財務・会計等のスキルを身に付ける必要性を感じ、それで手っ取り早く(笑)学校へ戻ることにしました。 ![]() ビジネス・スクールで大変だった点、有意義だった点は? そうですね。なによりネイティブ・スピーカーの中では言葉がハンデになります。なにしろ読むものが膨大ですから。 現在はビジネス・スクールの体験をどう考えていらっしゃいますか? 短期的リターンは望めません。しかし、長期的に見れば物事を体系的にとらえる思考の訓練となったり、 多様性を重視(いろいろな人が、いろいろな意見を交換することがより良い結果につながる)する精神を養ったり、ネットワーク作りにも結びついていくと思います。 マーケティングという仕事次に帰国されてマスターフーズに入られる訳ですね?それはどういう理由ですか? マスターフーズは社内にヒエラルキー(階級制度)がなく大変風通しが良い点、また、意思決定が早い点が挙げられます。 実際、ローカル・マーケットのマネージャーが本社のトップと直接話す機会が多くありましたし、また、私みたいに「ずけずけ」物を言い、「せっかち」な人間(笑)には大変働きやすい会社でした。 そして今回はさらにケロッグへと移られた訳ですが、その理由は? ケロッグはこれからまだまだ日本で伸びる会社だと強く感じたからです。また、世界的なブランドと強い財務改質をもった会社であり、社風は地に足がついています。 現在のお仕事内容を教えて下さい。 現在はマーケティングの統括です。製品、価格、プロモーション、コミュニケーションをいかに組合わせ、売上、及び、利益を最大にするか?に日々頭を悩ませています。とは言っても、それが楽しいわけですが・・・(笑) ケロッグは子供ブランドに大変強いのですが大人ブランドに今後まだまだ成長機会があります。 また、カテゴリーリーダーとしてカテゴリー自体の拡大にもこれから力を入れていきたいと考えています。 ![]() マーケティングという仕事全般についてのご意見を伺わせて下さい。 マーケティングは、ビジネスの成長機会を捕らえ、進むべき方向性を提案して行く仕事だと思います。ですから何か「新しい事」をやりたいと思う人には向いていると思います。 また、マーケティングはロジック(理論)とクリエイティヴィティー(創造性)のコンビネーションだと思います。製品を直接販売するのは営業ですが、マーケティングはアイディアや概念を売る仕事です。つまり、「見えないもの」を売る訳です。 それに加え様々なファンクションを持ったグループと対面する職種です。R&D,製造、営業、ファイナンス等々。ですからクリエイティヴィティーだけが優れていてもなかなか仕事は進みません。 むしろそれを裏付けるしっかりしたロジックが求められます。もともと新たな企画を打ち出す際には、多くの抵抗や障害がありますからそれを説得するためには論理性が求められる訳です。勿論、様々なファンクションの人達とチームで仕事をする訳ですから、チームプレーヤーであることも重要です。 Advice!それでは最後にこれから転職しようと考えている方々へのアドバイスを頂けますか? そうですね。まずは、日常の業務でも大事かなと思う、5つのポイントを強調したいと思います。
![]() 最後に私はいつもDestination(目的地)を意識するようにしています。 目の前の仕事だけにとらわれたり、転職の時もJob Available Now!(今ならこんな仕事のオファーがある!)と考えて行動すると、いつのまにか考えていた軌道とは外れ、違った道を歩む事になりかねません。 いつも自分なりの「目的地」(destination)を見つめ転職が、その方向に向かっているかどうかを常に見つめなおすことが大切だと思うんです。 今日はとても有益なお話をありがとうございました。 |
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